結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
優成が蓋を開けると、中に結婚指輪がふたつ並んでいた。お願いしていた刻印が完成したのだろう。
優成は小さいほうを手に取り、ケースをテーブルに置いた。
「手、出して」
「はい……」
リビングがにわかに神聖な場所に変わる。花束をいったんテーブルに置き、言われるままに左手を差し出した。
薬指をするりと滑り、指輪が定位置に収まる。
(なんでだろう。これだけでものすごく幸せ……)
結婚して四カ月が経ち、想いを遂げ合って一カ月が過ぎたというのに、史花は今また改めて結婚を実感している。こんなにも小さな指輪が、愛の証のように思えて尊い。
「優成さんも手を貸してください」
今度は史花の番だ。箱から慎重に指輪を取り出し、優成の薬指にそっと嵌めた。
お互いに自分の左手をまじまじと見て微笑み合う。
「これで俺たちは、どこからどう見ても夫婦だな」
「そうですね。なんだかとっても感慨深いです。指輪なんてなくてもいいって思っていましたけど、やっぱりいいですね。本当に優成さんの奥さんなんだって」
優成は小さいほうを手に取り、ケースをテーブルに置いた。
「手、出して」
「はい……」
リビングがにわかに神聖な場所に変わる。花束をいったんテーブルに置き、言われるままに左手を差し出した。
薬指をするりと滑り、指輪が定位置に収まる。
(なんでだろう。これだけでものすごく幸せ……)
結婚して四カ月が経ち、想いを遂げ合って一カ月が過ぎたというのに、史花は今また改めて結婚を実感している。こんなにも小さな指輪が、愛の証のように思えて尊い。
「優成さんも手を貸してください」
今度は史花の番だ。箱から慎重に指輪を取り出し、優成の薬指にそっと嵌めた。
お互いに自分の左手をまじまじと見て微笑み合う。
「これで俺たちは、どこからどう見ても夫婦だな」
「そうですね。なんだかとっても感慨深いです。指輪なんてなくてもいいって思っていましたけど、やっぱりいいですね。本当に優成さんの奥さんなんだって」