結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「こちらは私のフィアンセです。近々一緒に生活をはじめます」
「よ、横瀬と申します。よろしくお願いします」


 優成に紹介され、フィアンセという言葉に動揺しながら急いで頭を下げた。


「承知いたしました。なにかございましたら、遠慮なくお申しつけくださいませ」


 にこやかに微笑み返され、緊張気味に目礼で返す。


「行こう」


 優成に促され、エレベーターに乗り込んだ。
 外から見たときにはもっと高さを感じたが、階層ボタンからマンションが三階建てだとわかる。優成の部屋はそのフロアにあるらしい。

 エレベーターを降りて左手の通路を進んですぐ、優成は足を止めた。木製の二枚扉を開錠し、中に誘われる。


「お邪魔します」


 広い玄関フロアを抜けると、天井の高いリビングが現れた。
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