結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
(ど、どうしよう……)
どう答えようかと史花が目を白黒させていると、センター長の木原がゆったりとした足取りで近づいてきた。
「はいはい、落ち着いて。業務中だって忘れてないかな? まずは引継ぎをしようね。航空機は待ってくれないよ」
パンパンと手を叩いて指示を出す。さすがにまずいと悟ったふたりは「はーい」と素直に応じ、手を止めて史花を見ていたほかの同僚たちも目の前のモニターに目線を戻した。
「センター長、ありがとうございます」
「かく言う私も、衝撃を受けた人間のひとりだけどね」
舌をペロッと出し、木原がいたずらっぽく笑う。
「驚かせてすみません」
「いや、謝ることではないからね。明るいニュースでワクワクしたよ。でもまぁ相手が津城くんとなると、しばらくは注目の的になるだろうね」
「はい、覚悟はしています」
そんな彼と結婚する道を選んだのは自分なのだから。次の休みには彼のマンションに引っ越し、いよいよ結婚生活がはじまる。
「おお、頼もしいね。ま、なにかあったら相談に乗るよ」
「ありがとうございます」
「じゃ、気を引きしめて引継ぎといこう」
「はい」
いつものアメを差し出す木原の言葉に頷いた。
どう答えようかと史花が目を白黒させていると、センター長の木原がゆったりとした足取りで近づいてきた。
「はいはい、落ち着いて。業務中だって忘れてないかな? まずは引継ぎをしようね。航空機は待ってくれないよ」
パンパンと手を叩いて指示を出す。さすがにまずいと悟ったふたりは「はーい」と素直に応じ、手を止めて史花を見ていたほかの同僚たちも目の前のモニターに目線を戻した。
「センター長、ありがとうございます」
「かく言う私も、衝撃を受けた人間のひとりだけどね」
舌をペロッと出し、木原がいたずらっぽく笑う。
「驚かせてすみません」
「いや、謝ることではないからね。明るいニュースでワクワクしたよ。でもまぁ相手が津城くんとなると、しばらくは注目の的になるだろうね」
「はい、覚悟はしています」
そんな彼と結婚する道を選んだのは自分なのだから。次の休みには彼のマンションに引っ越し、いよいよ結婚生活がはじまる。
「おお、頼もしいね。ま、なにかあったら相談に乗るよ」
「ありがとうございます」
「じゃ、気を引きしめて引継ぎといこう」
「はい」
いつものアメを差し出す木原の言葉に頷いた。