結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「俺はべつに構わない」
「では……優成さんと呼ばせてください」
自分で提案したくせに、なんだかとても気恥ずかしい。言ったそばから頬が熱くなる。
「それじゃ俺も史花さん、……いや、史花と呼び捨てでも?」
優成は、さん付け呼んでから呼び捨てに言いなおした。
男性にそう呼ばれるのは父以外では初めてのため、鼓動が不規則に弾む。元彼はちゃん付けだった。
「はい、大丈夫です」
取り澄まして答えたが、頬はさらに熱を持つ。ついでに彼の顔を見ていられず、不自然に逸らした。
(この程度でどぎまぎしていたら話にならないのに……。とにかく結婚したからには良き妻になって、夫婦らしくなれるようにがんばろう)
史花たちは、仮面夫婦でも形ばかりの契約結婚でもない。お見合いから結婚に至った夫婦と同じスタート地点に立っている。
今はまだ女性除けの役でしかないけれど、夫になった優成に結婚してよかったと少しでも思ってもらえるよう、自分なりにやっていこうと密かに決意した。
「では……優成さんと呼ばせてください」
自分で提案したくせに、なんだかとても気恥ずかしい。言ったそばから頬が熱くなる。
「それじゃ俺も史花さん、……いや、史花と呼び捨てでも?」
優成は、さん付け呼んでから呼び捨てに言いなおした。
男性にそう呼ばれるのは父以外では初めてのため、鼓動が不規則に弾む。元彼はちゃん付けだった。
「はい、大丈夫です」
取り澄まして答えたが、頬はさらに熱を持つ。ついでに彼の顔を見ていられず、不自然に逸らした。
(この程度でどぎまぎしていたら話にならないのに……。とにかく結婚したからには良き妻になって、夫婦らしくなれるようにがんばろう)
史花たちは、仮面夫婦でも形ばかりの契約結婚でもない。お見合いから結婚に至った夫婦と同じスタート地点に立っている。
今はまだ女性除けの役でしかないけれど、夫になった優成に結婚してよかったと少しでも思ってもらえるよう、自分なりにやっていこうと密かに決意した。