ソレが出て来る話を聞かないでください
これはいくらなんでも冗談でしょう?
そう感じた作者はダイレクトメールに返事はせず、まず書き込まれた氏名学校名で検索しました。

すると学校は存在することがわかり、更には似た名前の生徒が在籍していることも判明しました。

小野彩音さんは書道部だそうで、全国大会へ出場したことで学校ホームページに名前と写真が載っていたんです。

学校ホームページの写真と送られてきた写真を見比べてみても、同一人物のように見えました。

そこで作者は混乱します。
これは本人からのメッセージっぽいけれど、本当に信じて連絡してもいいのか?と。

なにせ相手は中学生、そして作者は女といっても大人です。
ここで不用意に連絡を取り合って問題に発展すれば、当然作者が怒られるわけです。

こんなところで人生終わるなんてまっぴら。
警察沙汰なんて考えられません。

もうご存知の通り、作者は2025年2月に新刊を発売する予定がありました。
だからここで妙なことに巻き込まれることは避けたかった。

要は、仕事を最優先にしたかったんですね。

だから、メール画面を開きっぱなしにしたまま、再び残りの仕事に戻ったんです。
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