あなたが運命の番ですか?
アルファとオメガ
7月初旬、蒸し暑い日が続くようになった中、私は涼しい風が吹く木陰の下であくびを我慢する。
「あれ?春川さん、寝不足?」
鏑木さんが心配そうに尋ねる。
「あぁ、うん。昨日の夜中、テスト勉強してて……」
「テスト勉強!?期末まであと2週間もあるのに偉いね」
星宮さんは、目を丸くさせる。
「いや……、実は中間テストの時、英語で赤点取っちゃって……」と、私は苦笑いする。
5月下旬の中間テストの英語で、私はなんと16点を取ってしまった。
幸いにも救済措置の追試は合格したが、16点を取った衝撃は忘れられない。
私は元々勉強があまり得意ではなく、入試に関してもオメガは特別枠なので、私は簡単な面接だけでパスしている。
その上、宝月学園が偏差値の高い進学校であるため、周りの生徒たちはみんな頭が良く、授業やテスト内容が難しい。
正直、私はこの学校の勉強にあまりついていけてない。
勉強に関してはあまり口出ししてこないお母さんも、流石に16点は怒っていた。
園芸部の先輩たちに対しても、私は赤点を取ってしまったと嘆いた。
「大丈夫、大丈夫。オメガ枠はそんなもんだから。先生たちも分かってるし、留年しないように救済措置は念入りに用意してくれてるし」
東部長はそう言って慰めてくれた。
「でも、偉いね、寿々ちゃん。赤点取ったの、英語だけでしょ?私なんて、今回3教科も取っちゃった」
東部長は、おどけたように言う。
「橘くんは、今回いくつ赤点取った?」
「全部」
橘先輩は微塵も恥じるそぶりを見せることなく、あっけらかんと言った。
「流石に赤点だけは阻止したいなと思って……」
前回赤点を取ったのは英語だけだったが、現代文以外の教科全て赤点ギリギリだった。
「あぁ、そっかぁ」
星宮さんは、何か考え事をするそぶりを見せる。
「じゃあさ、週末、3人で勉強会しようよ」
星宮さんは「閃いた」というような顔をして提案する。
「あー、いいね、それ」
鏑木さんは即座に賛同する。
「アタシたちが春川さんに勉強教えてあげる」
「えぇっ!?そんな、悪いよ!」
「遠慮しなくて大丈夫だよ。それに、アタシたちも春川さんに教えながら、復習できるし」
星宮さんは「ねっ?」と明るい太陽みたいな笑顔をこちらに向ける。
私はこういう時、いつも「断ったら悪いかな」と考えて、相手の気分を害さない目的で申し出を受け入れる。しかし、今回はそんなふうには思わない。
むしろ、星宮さんたちの好意を進んで受け入れたいと思えた。
「うん、じゃあ、お願いしようかな」
「よし!決まりだね。場所はどこにする?」
私たちは、勉強会について日時や場所を相談し始めた。
「あれ?春川さん、寝不足?」
鏑木さんが心配そうに尋ねる。
「あぁ、うん。昨日の夜中、テスト勉強してて……」
「テスト勉強!?期末まであと2週間もあるのに偉いね」
星宮さんは、目を丸くさせる。
「いや……、実は中間テストの時、英語で赤点取っちゃって……」と、私は苦笑いする。
5月下旬の中間テストの英語で、私はなんと16点を取ってしまった。
幸いにも救済措置の追試は合格したが、16点を取った衝撃は忘れられない。
私は元々勉強があまり得意ではなく、入試に関してもオメガは特別枠なので、私は簡単な面接だけでパスしている。
その上、宝月学園が偏差値の高い進学校であるため、周りの生徒たちはみんな頭が良く、授業やテスト内容が難しい。
正直、私はこの学校の勉強にあまりついていけてない。
勉強に関してはあまり口出ししてこないお母さんも、流石に16点は怒っていた。
園芸部の先輩たちに対しても、私は赤点を取ってしまったと嘆いた。
「大丈夫、大丈夫。オメガ枠はそんなもんだから。先生たちも分かってるし、留年しないように救済措置は念入りに用意してくれてるし」
東部長はそう言って慰めてくれた。
「でも、偉いね、寿々ちゃん。赤点取ったの、英語だけでしょ?私なんて、今回3教科も取っちゃった」
東部長は、おどけたように言う。
「橘くんは、今回いくつ赤点取った?」
「全部」
橘先輩は微塵も恥じるそぶりを見せることなく、あっけらかんと言った。
「流石に赤点だけは阻止したいなと思って……」
前回赤点を取ったのは英語だけだったが、現代文以外の教科全て赤点ギリギリだった。
「あぁ、そっかぁ」
星宮さんは、何か考え事をするそぶりを見せる。
「じゃあさ、週末、3人で勉強会しようよ」
星宮さんは「閃いた」というような顔をして提案する。
「あー、いいね、それ」
鏑木さんは即座に賛同する。
「アタシたちが春川さんに勉強教えてあげる」
「えぇっ!?そんな、悪いよ!」
「遠慮しなくて大丈夫だよ。それに、アタシたちも春川さんに教えながら、復習できるし」
星宮さんは「ねっ?」と明るい太陽みたいな笑顔をこちらに向ける。
私はこういう時、いつも「断ったら悪いかな」と考えて、相手の気分を害さない目的で申し出を受け入れる。しかし、今回はそんなふうには思わない。
むしろ、星宮さんたちの好意を進んで受け入れたいと思えた。
「うん、じゃあ、お願いしようかな」
「よし!決まりだね。場所はどこにする?」
私たちは、勉強会について日時や場所を相談し始めた。