こじらせて、こじらせるほど。
中川大地。広瀬乃亜。松本隆太。大町桜子。
もともとは俺と隆太がクラスも部活も同じで仲良くて、で、ある日隆太が席が隣になった大町と付き合い始めた。
で、大町と仲が良かった広瀬と一緒に、いつの間にか4人で行動することが増えていった。
高校も4人で同じ学校に進み、大学は、隆太は地元の4年制大学へ。看護士になりたかった大町は、専門学校へ。
俺と広瀬は上京し、同じ大学に進学した。
え?広瀬と同じ大学をわざわざ選んだんじゃないかって?いやいやそんな邪な理由なんてない…とは、言い切れないが。
何はともあれ、卒業し地元に帰ってきた俺と広瀬と
相変わらずカップルの隆太と大町は、社会人になって再び4人で度々集まっている。
「ったく、あんたのせいで乃亜、今日の集まりこなかったんじゃないの?残業で疲れてるとか言ってたけど」
ハーブティーにリラックス効果があるというのは嘘だ。
大町の俺への苛つきは、1ミリも治っていない。
「いや別にこのくらいで断んねーだろ。今までも俺らずっとこんな感じだし」
「あのさ、中川大地。これは親友の彼女からの超親切なアドバイスとして言う」
大町が隆太から生ジョッキを奪い返し、睨むように俺を見た。