貴方が結ぶ二重螺旋 ~鋼鉄の敏腕弁護士は遺伝子レベルで彼女を愛す~
「社則の変更事案はどうですか。なかなか厄介ですよ」
「ほう? どんな?」
真哲の目がきらりと光る。
「女性の化粧直し禁止とか、女性だけ制服着用でスカートのみとか。いつの時代の社則だと聞きたくなる内容ですが、なかなか上層部が変更に応じないらしいです」
「どこの田舎の会社だ」
「一応、大企業ですよ。本来は現時点でこちらに来る案件とは思えませんが、てこずっていて変更に対しての確固たる裏付けがほしいそうです」
バブル期に成長した企業で、バブル崩壊後に規律をひきしめようとした結果、変な社則が乱立したらしい。
コンプライアンスが厳しい昨今、社長の代替わりでようやく見直しが始まったが、担当者の上司が変更に否定的で時間がかかっている。
新人でもできる内容だが、相手方が迅を指名して来たので引き受けざるを得なかった。
「それはいらない。もっとがーっとやってばーっと活躍できるやつ頼むよ」
真哲の言葉に迅は再度苦笑する。
「最近実家から通ってるらしいじゃん。なんで?」
「プライベートですから内緒です」
「意味深だねえ。婚約の噂があるけど、そのせいか?」
「どこからそんな噂が?」
迅が聞き返すと、真哲はにやりと目を細めた。
「ほう? どんな?」
真哲の目がきらりと光る。
「女性の化粧直し禁止とか、女性だけ制服着用でスカートのみとか。いつの時代の社則だと聞きたくなる内容ですが、なかなか上層部が変更に応じないらしいです」
「どこの田舎の会社だ」
「一応、大企業ですよ。本来は現時点でこちらに来る案件とは思えませんが、てこずっていて変更に対しての確固たる裏付けがほしいそうです」
バブル期に成長した企業で、バブル崩壊後に規律をひきしめようとした結果、変な社則が乱立したらしい。
コンプライアンスが厳しい昨今、社長の代替わりでようやく見直しが始まったが、担当者の上司が変更に否定的で時間がかかっている。
新人でもできる内容だが、相手方が迅を指名して来たので引き受けざるを得なかった。
「それはいらない。もっとがーっとやってばーっと活躍できるやつ頼むよ」
真哲の言葉に迅は再度苦笑する。
「最近実家から通ってるらしいじゃん。なんで?」
「プライベートですから内緒です」
「意味深だねえ。婚約の噂があるけど、そのせいか?」
「どこからそんな噂が?」
迅が聞き返すと、真哲はにやりと目を細めた。