クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
彼の舌が私を追いかけ絡みつくように吸い付いてくる。

歯並びに沿ってツルっと舌でなぞられ、下唇を吸い上げられるとそこから顔中についばむように細かなキスが降ってくる。

次から次へと落ちる桜の花弁のように。

「すべすべだな」

いやそれは飛鳥でしょ…

「くすぐったい…」

そして耳たぶをかじられ耳の中も舐められ、その刺激に身をよじる。

「里帆」

ドクンとひとつ花火が打ち上がったような衝撃を感じた。

なんて艶めかしい声…

恋人にはこんな声で甘く囁くのね…
想像してたよりずっと甘い。

深い底の見えない場所に連れて行かれそう。

そして首筋を這うように舐めながら時折吸い付くようにキスをされる。

はだけたバスローブの中に飛鳥の大きな手がそっと入ってきて、私の身体を縦横無尽に這っていく。

下から上に。
右から左に。
そして左から右へ。

キスは鎖骨を通りゆっくりと下へ向かい進んでいき、動いている手は胸の膨らみを捕えた。

時折り私の反応を見るみたいに見上げてきて微笑まれる。

なんなの本当に…






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