クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
そして今度は階段をズカズカと足音を鳴らし登っていく。

おお。
期待通り!

きったなーい!

「飛鳥先生ー! 生きてますかー? 集談社の中村でーす! 飛鳥先生ー!」

奥の扉の前でまた叫ぶ。

もうメガホンでも持って来ようか?

返事がないな。

「飛鳥先生ー!」

するとようやくガチャっと扉が開いて、中からお決まりのボサボサがぬうっと顔だけ出した。

「うるさい」

んじゃ返事しろ!

「飛鳥先生、締切まであと三日ですよ。進捗はいかがですか?」

「まだ」

まだだぁ?

「え、大丈夫そうですか?」

「知らん」

ええー!?

「あとどのくらいなんですか?」

そう言えば、飛鳥先生はフリーズする。

ん?

止まった?
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