クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
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「あ、あの…これは一体…」

数日後、私は何故かあの稲盛梓に仕事帰りに攫われ、ホテルの一室に連れて行かれてスタイリストさんなのか、それっぽい人にドレスを着せられヘアメイクを施されている。

「いいから。目、閉じてなさい」

「は、はい…」

横に並んでたぶん同じようにヘアメイクをされている稲盛梓に言い放たれる。

そしてしばらくすると肩を叩かれた。
危うく寝てしまうところだった。

「目、開けていいわよ」

私はそっと目を開ける。

鏡の前には、それはそれはさらに美人に拍車がかかった稲盛梓がいた。

その横には、自分。

メイクを施され、緩めのアップスタイルでシースルーバングにサイドやうなじから後毛が垂らされていて緩く巻かれていた。

ドレスはシャンパンゴールドのイブニングドレスで、コルセットのようなデザインのベアトップになっていて、ウエストから下は床に着く長さで同色のフェザーが施されている物を着せられた。

左脚は付け根から深いスリットが入っているので丸見えだ。

なんだかこそばゆい。

一方、稲盛梓はダスティピンクのキラキラとしたドレス。

ハーフアップにセットした髪がより女性らしさを引き立てていた。

やっぱり着こなしていて誰が見ても綺麗だ。
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