クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「飛鳥くん、苦手な物はある?」

「いえ」

「ふふ。それじゃ待っててね」

そう言って母親は行ってしまった。
勢いが凄いな。

「里帆、お帰り。いらっしゃい、良く来たね」

母親と入れちがうように今度は父親だろう男性が紺色の作務衣を着て現れた。

俺くらいの身長で、顔も俳優のように整っていて男の俺からしても格好良い佇まいだった。

「お父さん、ただいま! こちらは…」

「初めまして。突然申し訳ございません。お付き合いさせていただいております、伊集院 飛鳥と申します」

俺は立ち上がり頭を下げた。

「飛鳥くん、里帆が世話になってるようだね。会えて嬉しいよ。ゆっくりして行きなさい」

そう言って厨房へ入って行った。

「はは。お父さん、格好付けてた!」

里帆はそう言って笑っている。
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