クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
私は中村 里帆(なかむら りほ)25歳。

集談社という大手出版社の編集者をしている。

不知火飛鳥先生…

どんな女性なんだろう。
気難しいって言ってたな…

とりあえず女性なら甘いものでも持っていけば、ご機嫌くらいはとれるかな?

社用車の白いステーションワゴンに乗って、一度シュークリームが美味しいお店に寄り四つ程買って、先生の家へと向かった。

うわ…、なんか豪邸ばっかりだな。

「目的地は左側です」

ナビのアナウンスが流れ、案内が終了した。

え、ここ?

すんご。

おしゃれすぎん!?

そこにはモダンでインダストリアルなスマートなお家がでーんと存在感を出して建っていた。

ブラックの四角がそれは見事にオリジナルなデザインで設計されている外観に、レッドシダーの木がアクセントになって大きな窓ガラスの縁は黒で。

うん。
凄く素敵だ。

こんな豪邸に一人暮らしなの?
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