クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
一階部分はガレージになってるのか。

うわ、外車が三台も並んでる。

すんご。

敷地とかどんだけ広いのここ。
オシャレな庭も手入れが行き届いている。

とりあえず、この辺でいいかな。

家の前の空いたスペースに車を止める。

よし。

そして黒のマットな色の天井まで高さのある大きな玄関ドアの前に立つ。

ここで合ってるんだよね?

表札はなく、海外の家のように番地だけがおしゃれな真鍮で作られていた。

持ってきた地図と照らし合わせる。

あ、合ってるな。

そしてインターホンを一度鳴らす。

返事がない。

ん?

もう一度鳴らす。

あれれー?

留守か?

ドアに手をかけ引いてみると、開いた。

開いてしまった。

む、無施錠!?

え!?

それとも何かあったとか!?
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