クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


本を捲る音と、カタカタと静かに鳴るキーボードの音。

私の調理する音が広いリビングに響く。

私がいるキッチンはアイランド型で天井は普通の高さでレッドシダーの板張りがされててオシャレ。

そして先生がいるリビングは吹き抜けになっていてめちゃくちゃ天井が高く、センスの良い黒のファンが回っている。

リビングからはおしゃれで緩やかなカーブを描いた階段が続いていて本当に豪華な造りになっている。

上に寝室とかがあるのかな。

てか本当に豪邸すぎでしょ。

一階はガレージと広すぎるくらいの玄関ホール。
ガレージから真っ直ぐ中に入れるようになってるみたいだし。

そりゃハウスキーパーもいるよな。

「先生、出来ましたよ! まず今日の分食べちゃってください」

「ありがとう」

先生はダイニングテーブルを見てから私を見た。

「中村さんの分は?」

テーブルには先生の分だけがセットされている。
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