クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
そしてあっという間に食べ終わってしまう先生。

「美味しかった。ごちそうさま」

「足りましたか?」

「ああ。君は料理が上手いな本当に」

「い、いえ別に…」

「美味しかった」

そう言ってフッと笑った。

一瞬物凄く格好良く見えたのは気のせいだろうか。

私は目を擦る。

「何してんの」

あれ、やっぱりかっこよく見えるぞ。
私は慌てて目をそらす。

なんだか恥ずかしくなって先生を見れない。

こんなボサボサ頭の瓶底メガネで無精髭なのに!?

「なんでも無いです。ごちそうさまでした。私、続き作りますね!」

「悪いな。ありがとう」

この人のどこにこれまでの担当者が逃げ出すようなところがあったんだろう。

ちゃんとお礼も言ってくれるし。

期日も守るし。

全然普通じゃん。

確かに無愛想っちゃ無愛想かもしれないけど、慣れればどうって事ないし、こんなの許容範囲内でしょ。

そりゃ最初はだいぶ拒絶されていたような気もするけど、ちゃんと失礼な態度とってごめんってメールで謝ってくれたし。

よっぽどうちの編集長の方が扱いづらいと思うんだけど。
< 45 / 313 >

この作品をシェア

pagetop