君を思うと、胸がぎゅっと痛くて
「陽菜たちー! こっちー!」

はる兄に呼ばれてテントの中に入ると、奏が水着姿で居て、胸板とか厚いし、腹筋割れてるしなんかかっこよすぎて。
耳まで赤くなる。

「さゆ、ほら」

奏がまた可愛いうさちゃんが書かれたりんごジュースをくれた。

「だからこのりんごジュース、もう飲まないって」

「昔はこれあれば大抵ご機嫌だったのにな」

「会長〜!私は飲みます! 一気コールくださいッ」

「いや、陽菜さん、ゆっくり飲んでね」

「はる兄つまんない!」

ハハッとみんなでくだらないことで笑った。
りんごジュースと焼きそばとフランクフルト食べた。
世界一美味しかった。

「海行こ〜!!」

私たちは、3人で手を繋いで、海に入った。
はる兄は海岸で見守ってくれていた。

「やっと来たね!」

「やっと来たな!」

「やっとここまでたどり着いた……」

「さゆ、泣くなよ」

泣いてないって言って、波をかける。

「わー!! ちょ、冷てえよ!」

「会長やり返しちゃえ!」

「あぁ、おらぁー」

「あ、優しい(笑)」

「出来ねぇよ。さゆなんだもん」

「そうだよね。会長のさゆだもんね」

「なんだそれ」

「なんでもない」

「ほらーもっと向こうにいこーよ!」

3人でパシャパシャ泳いで思い切り遊んだ。
夕方までずっと、ずっと。
< 85 / 91 >

この作品をシェア

pagetop