君を思うと、胸がぎゅっと痛くて
「名残惜しいけど、帰ろうか」

はる兄に言われて、みんなで着替えた。
すっかり、海はオレンジ色に染まっていたけど、暗くなったっていいからみんなでずっといつまでもこうして遊んでいたかった。

涙がこぼれそうになるのを抑えて、はる兄に言った。

「はる兄、はる兄はいつまでも陽菜を守ってね」

「どうしたんだよ? 当たり前だろ」

「うんっ」

「これからも、奏もさゆちゃんも陽菜もみんな、親友だ」

「うんっこの海とはる兄に誓うよ。私たち、めいっぱい楽しんで、めいっぱい青春したー!!」

そして心の中でだけこっそり。
めいっぱい恋もした。



アキ、愛しているよ



そしてーー奏、



私は、奏に恋をしているよ。



ずっと、ずっと。


< 86 / 90 >

この作品をシェア

pagetop