色褪せぬ恋のポラロイド

もう、慧吾様ってば、、、!

胸のドキドキが収まらぬまま、わたしはベッドへと横になった。

すると、布団から慧吾様のニオイがしてハッとする。

さっき慧吾様が寝転がってたからだ、、、

慧吾様のニオイ、、、

わたし、何で慧吾様のニオイだって感じたんだろう。

わたしの嗅覚と脳が慧吾様のニオイを覚えている?

慧吾様は、色んな表情をわたしに見せてくださる。

切なげな表情をしたと思えば、急に微笑んで。
悪戯に笑ってみては、突然真剣な表情をして、、、

慧吾様を思い出すだけで、ドキドキしてしまう自分がいる。

わたし、、、慧吾様に惹かれてる?

わたしは慧吾様のニオイがついた布団を被り眠ろうとしたが、頭の中が慧吾様のことで一杯になり、なかなか寝付くことが出来なかった。

いや、、、

一睡もすることが出来なかった。

< 22 / 36 >

この作品をシェア

pagetop