色褪せぬ恋のポラロイド
もう、慧吾様ってば、、、!
胸のドキドキが収まらぬまま、わたしはベッドへと横になった。
すると、布団から慧吾様のニオイがしてハッとする。
さっき慧吾様が寝転がってたからだ、、、
慧吾様のニオイ、、、
わたし、何で慧吾様のニオイだって感じたんだろう。
わたしの嗅覚と脳が慧吾様のニオイを覚えている?
慧吾様は、色んな表情をわたしに見せてくださる。
切なげな表情をしたと思えば、急に微笑んで。
悪戯に笑ってみては、突然真剣な表情をして、、、
慧吾様を思い出すだけで、ドキドキしてしまう自分がいる。
わたし、、、慧吾様に惹かれてる?
わたしは慧吾様のニオイがついた布団を被り眠ろうとしたが、頭の中が慧吾様のことで一杯になり、なかなか寝付くことが出来なかった。
いや、、、
一睡もすることが出来なかった。