色褪せぬ恋のポラロイド

「鈴、おはよう!」
「お、おはようございます。」

わたしが目を合わさずに挨拶すると、慧吾様はわたしの顔を覗き込み「あれ?鈴、、、クマ酷いよ?」と言った。

「寝れなかったの?」

その言葉に「慧吾様のせいですよー!」と言いたかったが、言えるはずもなく、わたしは笑って誤魔化した。

「ほら、鈴。こっち向いて?」
「え?」

そうして、慧吾様はわたしの顔をマッサージし始めた。

目の周りを中心にマッサージをし、それを耳の裏から首の方まで流すようにする指先から手のひらまで使って上手くマッサージをしていく。

わたしはドキドキしながら、マッサージが終わるのを大人しく待っていると、慧吾様は「はい、いいよ!」と言った。

すると、慧吾様が手を離した瞬間、顔がスッキリしたのが分かった。

「あら!クマ少し良くなったんじゃない?凄いですね、慧吾様!」

静恵さんがそう言うと、慧吾様は「カナダでまだホームステイをしていた時、ホームステイ先の奥さんに教わったんだ。彼女にやってあげるといいわよ〜って。」と言った。

か、彼女、、、
いやいや、わたしは彼女ではない。

「鈴、どう?少しはスッキリした?」
「あ、はい。スッキリしました、ありがとうございます。」

わたしがそう言うと、慧吾様は「良かった!」と言うと、「じゃあ、朝食楽しみにしてるね〜!」とキッチンから出て行った。

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