色褪せぬ恋のポラロイド

朝食の時間になり、神城家の4人が集まり、食事が始まる。

すると、旦那様が「慧吾。日本に居る間は、どうしてるんだ?何か仕事があるのか?」と訊いた。

「はい。一応、取材は何件か入っています。今日まではオフですが、明日からは少し忙しくなります。」
「あら、取材?雑誌に載ったら見せてちょうだいね!」

そう言って、奥様は嬉しそうに微笑んだ。

雑誌の取材、、、慧吾様、凄いなぁ。

それと、気になったのは、旦那様の言葉。

"日本に居る間は"と言っていた。
ってことは、、、慧吾様、いずれはカナダに戻るんだ。

「ねぇ、鈴!」

突然、慧吾様に呼ばれ、「あ、はい!」と慌てて返事をするわたし。

「このあと、いつもの洗濯するよね?」
「はい、そのつもりですが。」
「俺も手伝うよ!」
「え!そ、そんな慧吾様に手伝っていただくなんて!」
「こう見えてもカナダでは、自分で洗濯してたんだよ?明日から、なかなか家に居られないし。」

慧吾様はそう言ったあと、「だから、干す時は呼んでね?」と言った。

何と無く真吾様の冷めた視線を感じながらも、わたしは「じゃあ、お言葉に甘えて。あとでお声を掛けさせていただきますね。」と返事をした。

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