色褪せぬ恋のポラロイド
それから、シーツが洗い終わり、わたしは慧吾様を呼びに行った。
「慧吾様ぁ?」
わたしが顔を出すと、慧吾様は「あ、シーツ干すんだね!今行くよ!」と言い、席から立った。
そして、慧吾様はわたしの代わりに洗い終わったシーツが入っているカゴを持ってくれ、ヒョイと軽々と持ち歩く姿に男らしさを感じた。
裏口から出ると、慧吾様と2人でベッドシーツを干して行く。
慧吾様は何だか楽しそうにベッドシーツを干していき、「家事って大変だよなぁ。鈴、いつもありがとね!」と言ってくださった。
その時の慧吾様の笑顔が印象的で、わたしはその慧吾様の笑顔をずっとそばで見ていたいと思ってしまっていた。
その次の日から、慧吾様は雑誌の取材や撮影の為に朝から仕事に出掛け、帰りも遅くなり、なかなか慧吾様と会話をする時間がなくなってしまった。
そのことに寂しく感じるわたし。
慧吾様、お忙しいんだなぁ。
そんな日の夜。
シャワーから上がり、自分の部屋に戻ろうとした時だった。
「鈴。」
後ろから名前を呼ばれ、振り返ってみると、そこには真吾様が立っていた。
「真吾様。何でしょうか?」
「ちょっといいか?」
そう言って歩き出す真吾様。
わたしは何なのか分からないまま、真吾様のあとに続いて歩いた。