色褪せぬ恋のポラロイド
「し、真吾様、、、?」
すると、真吾様のお顔が近付いてきて、わたしは思わず固く目を瞑り、顔を背けてしまった。
そうすると、真吾様はわたしの上から避けてくださった。
「鈴のその反応で分かった。お前は、慧吾のことが好きなんだな。」
「真吾様、、、」
「試すようなことをして悪かった。もう部屋に戻りなさい。」
わたしはベッドから下りると、真吾様に一礼をし、「失礼致します。おやすみなさいませ。」と言うと、足早に真吾様の部屋を出た。
部屋を出た瞬間、身体の力が抜けてしまい、床に座り込んでしまった。
真吾様は、、、わたしの気持ちを試したの?
きっと、慧吾様へのわたしの気持ちに気付いてて、確信をつくような行動を取ったんだ。
すると、「鈴?どうした?!」という声が聞こえ、顔を上げた。
そこには、心配そうな表情を浮かべた仕事帰りの慧吾様がわたしに駆け寄って来る姿があった。
慧吾様は、わたしの目の前に屈み込み、「大丈夫か?」と言った。
「はい、大丈夫です。ご心配かけて、申し訳ありません。」
わたしがそう言うと、慧吾様はわたしが居た場所が真吾様の部屋の目の前だった為、「兄さんに何かされたの?!」と心配してくださった。
「いえ、何もありません。」
「でも、、、」
「本当に、何もないので大丈夫です。」
わたしがそう答えると、慧吾様は納得していないようだったが、「部屋まで一緒に行くよ。」とわたしの部屋まで付き添ってくださったのだ。