色褪せぬ恋のポラロイド
そして、その日の夜がきてしまった。
わたしは既にシャワーから上がり、自分の部屋のベッドに座って悶々としていた。
慧吾様の部屋へ行く、、、?
行きたいけど、でもこのドキドキした心臓が耐えられるかしら。
もう時刻は21時を過ぎている。
慧吾様、帰って来られてるよね。
わたしのこと、、、待ってくださってるのかな。
わたしは「よし!」と立ち上がると、覚悟を決め、慧吾様の部屋へ向かうことにした。
慧吾様の部屋へ向かう途中、わたしは昨日のことを思い出していた。
慧吾様に抱きしめられて、とても心地が良かった。
慧吾様にキスをされて、胸が高鳴った。
わたしはもう、、、完全に慧吾様に心を奪われている。
そして、慧吾様の部屋の前にたどり着くと、一度深呼吸をしてから緊張で震える手でドアをノックした。
すると、少し待つとドアが開き、中から慧吾様が顔を覗かせ「いらっしゃい。待ってたよ。」と優しい口調で言うと、「どうぞ。」とわたしを部屋の中へと入れてくださった。
慧吾様はスタスタと歩いてベッドの方へ向かい、ベッドに腰を下ろす。
「鈴。こっちへおいで。」
そう言って、慧吾様はわたしに向かって手を伸ばし、わたしは慧吾様に歩み寄ると、その差し伸べられた手のひらに自分の手を置いた。