パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「やったー、すべりだいだ!」

 瑞月が叫びながら、さっそくそちらに駆けて行きそうになる。

「遊ぶのは、食べ終わってからにしようね」

 瑞月を慌てて引き止めて、私たちは注文を済ませた。

 やがて注文したハンバーガーが運ばれてくる。子どもたちは自分で作るバーガーセットを頼み、そのおかげで楽しんで食べてくれた。

 しかし、子どもたちの相手をしながら自分の分も食べるのは大変だ。子どもたちが自分でバンズにお肉を挟んで作ったバーガーだから、ぽろぽろと中身がこぼれてしまうのだ。
 それを拾い、声をかけながらだと、なかなか自分の食事は進まない。

「ママ、あそぼ!」

 早々に食べ終わってしまった瑞月の口元を拭っていると、瑞月はそう言って席を飛び出した。

「ちょっと瑞月!」

 すると、「ぼくも!」と琉星も残りのハンバーガーを口に放り込み、立ち上がる。
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