パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
楠木さんの隣にいた彼はそう言うと、私に笑みを向ける。彼は清水さんという、伊澄さんの後輩だそうだ。
「琉星くん、ひとりで空賀三佐に会いに行こうとしたみたいなんですけど、途中で迷ってしまったようで。官舎の前で俺が気づいて声をかけたら、楠木を見て『いすみのおともだちのおねえさん! 迷子になっちゃったから、助けて』って」
そういえば前に楠木さんとばったり会った時、楠木さんはそう子どもたちに自分で言っていた。伊澄さんの家の場所も、以前聞いていた。
それを、琉星は覚えていたのだろう。
「これを、空賀三佐に見せたかったんですって」
清水さんはそう言うと、テーブルの上の石を指差した。そこには、三角形だけれども上部が丸く膨れ上がった石がある。
「ぼくがみつけたの。いすみのひこうきのいしだよ!」
琉星が嬉しそうにそう言って、はっとした。子どもたちも、戦闘機に乗る伊澄さんが好きなのだ。
「琉星くん、ありがとう。すごくかっこいい石だな」
伊澄さんの声がして、顔を上げた。
彼は琉星の頭を撫で、微笑んでいる。だけどすぐ、真剣な顔で琉星の顔を覗いた。
「琉星くん、ひとりで空賀三佐に会いに行こうとしたみたいなんですけど、途中で迷ってしまったようで。官舎の前で俺が気づいて声をかけたら、楠木を見て『いすみのおともだちのおねえさん! 迷子になっちゃったから、助けて』って」
そういえば前に楠木さんとばったり会った時、楠木さんはそう子どもたちに自分で言っていた。伊澄さんの家の場所も、以前聞いていた。
それを、琉星は覚えていたのだろう。
「これを、空賀三佐に見せたかったんですって」
清水さんはそう言うと、テーブルの上の石を指差した。そこには、三角形だけれども上部が丸く膨れ上がった石がある。
「ぼくがみつけたの。いすみのひこうきのいしだよ!」
琉星が嬉しそうにそう言って、はっとした。子どもたちも、戦闘機に乗る伊澄さんが好きなのだ。
「琉星くん、ありがとう。すごくかっこいい石だな」
伊澄さんの声がして、顔を上げた。
彼は琉星の頭を撫で、微笑んでいる。だけどすぐ、真剣な顔で琉星の顔を覗いた。