パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
あっという間に閉館時間になる。
「ありがとうございました。なんだか、私の方が色々と教えてもらっちゃいましたね」
博物館の出口で彼を見送る。言いながら苦笑いを浮かべていると、彼は優しい顔で首を横に振る。
「こちらこそありがとう。君と話せて、楽しかった。それに、俺が空を飛ぶ理由が、ひとつ増えた」
そこまで言うと、彼は一度空を見上げた。それから、こちらに向き直り、にこっと微笑む。
「君のために、空を飛ぶよ」
思いがけない彼からの言葉に、私は息をのんだ。
しかし私がなにもできないでいるうちに、彼は「また来る」と言って踵を返し、行ってしまった。
なにを動揺しているのだろう。あれはただの社交辞令だ。
空に憧れている私のためにああ言ってくれただけで、深い意味はない。
そう思うのに、胸の高鳴りは全然収まらなかった。
「ありがとうございました。なんだか、私の方が色々と教えてもらっちゃいましたね」
博物館の出口で彼を見送る。言いながら苦笑いを浮かべていると、彼は優しい顔で首を横に振る。
「こちらこそありがとう。君と話せて、楽しかった。それに、俺が空を飛ぶ理由が、ひとつ増えた」
そこまで言うと、彼は一度空を見上げた。それから、こちらに向き直り、にこっと微笑む。
「君のために、空を飛ぶよ」
思いがけない彼からの言葉に、私は息をのんだ。
しかし私がなにもできないでいるうちに、彼は「また来る」と言って踵を返し、行ってしまった。
なにを動揺しているのだろう。あれはただの社交辞令だ。
空に憧れている私のためにああ言ってくれただけで、深い意味はない。
そう思うのに、胸の高鳴りは全然収まらなかった。