パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 複雑な想いで大雅の方を向くと、笑みを返された。

「お腹の子、オージさんとの子だろ?」

 優しい顔でそう言う大雅に、今更伊澄さんに会えないとは言えない。
 それにもし、伊澄さんと再会して、奇跡的にあの日描いた幸せな家族になれる可能性があるのなら。

「ありがとう、大雅」

 私は複雑な想いを胸に閉じ込め、大雅に微笑んだ。

「いいんだよ。俺、千愛里に頼られたの初めてで、実は嬉しかった」

 大雅が照れたようにそう言ったところで、高速の入り口に差し掛かる。

「気分悪くなったりしたらすぐ言えよ。高速飛ばしても、六時間くらいかかるから」
「分かった」

 そう言った大雅は、電話をしているのか誰かとやりとりを始めてしまった。
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