冷酷王子と呼ばれる彼が糖度100%になるまで。

冷酷王子と出会い



「はぁ、はぁっー!!」


私、如月菜湖17歳。
頑張って入った高校で

ただ今、私は執拗な先輩に追われています……


「なこちゃぁ〜ん!!」

「あ、あの!告白はことわったんですけどっ!!」


「え…?僕はてれかくしってわかってるからさぁ〜!ニコニコ」



この先輩話が通じないっ!!!

数週間前に告白を断ってからずっと追われてててもううんざりだよぉ〜……。

それに、私には好きな人がいるし……


「あの!だから追ってくるのは辞めて…、」

「今、付き合ってる人いないんでしょお〜!?じゃあおれとつぉ〜!」




と、これが数時間前の出来事である。


「全く、あんたまた、厄介な先輩に目をつけられたね」

「あんちゃんっ!!助けてぇ〜、」


自分の机にどっと顔を伏せる私に苦笑いを浮かべる佐藤杏ちゃん。中学校からの大事な親友だ。


「昔から、あんたに優しくされた人たちみんなあんたに惚れちゃうんだもん」

「別に親切にしてないし!!ただ、困ってそうだったから助けただけで……」


言い訳をするように人差し指と人差し指をくっつけながらそっぽを向いていると

あんちゃんの手によって前を任された。



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