佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「あ、脱がないの?
そっか、それならギリギリでバレないように出来るか。
腕を捲るのとネクタイを緩めるのはいい?」
「はい・・・。
そっか、制服を脱ぐ時間も考えてたんですね・・・。」
「まあ、その時間は若干。
でも・・・そっか、服着たままなんだ?」
「それは勿論です!!」
「気持ちは分かるよ、俺もいつもは服着たままだし。
俺はヒョロいから恥ずかしいんだよね。
なのに晶には普通に見せようとしてた!!
むしろ、"服、邪魔”って思ってた。
・・・はい、もうボタン閉めたよ。」
恐る恐る両手を離すと、ワイシャツのボタンを閉め終わった佐藤先輩が、腕捲くりだけをした腕を動かしていて・・・。
「えぇぇ・・・、何でベルト外してるんですか・・・?」
「いや!!!それは流石に出来ないって!!
それは無理じゃん!!!
普通に考えて無理だって!!!
晶もそのショートパンツは脱いでよ?」
「・・・普通、服脱ぐんですか?
このままじゃダメなんですか・・・?」
「ショートパンツだけでも脱いで貰えた方が抱きやすいけど、無理ならそのままでどうにかするよ。」
「ギュッてするだけでもそんなことをするんですね・・・。」
「それはそうでしょ、そうしないとヤれな・・・・・」
ベルトだけではなくズボンのファスナーにまで手を掛けた佐藤先輩が何かを言い掛けた後・・・
たま〜に際どいパスを出しすぎてパスミスをしてしまった時、その後にその人の方に向かって謝る時の顔で笑った。
「嘘嘘、服着たままでもベルトもそのままでも、ショートパンツだってそのままでも全然やれるから!!
それに5秒あれば余裕を持ってハグが出来るよね!!」
何の嘘だったかは全然分からないけれど、佐藤先輩がまたベルトを素早く閉めた。
そして、ニコッと笑いながら私に向かって私に両手を広げてくれる。
「残り10分。
めちゃめちゃ短いけど、ちょうど1クォーターの時間だね。
俺、その間ずっと晶のことを抱いてたいんだけど、ダメかな?」
そんな嬉しすぎることを言ってくれて・・・。
もう、嬉しすぎて・・・。
こんなに嬉しくて・・・。
でも、どうやってギュッとして良いのか分からない・・・。
私も両手を広げるのか、広げた後の手はどうするのか。
それとも両手は閉じたままにして、佐藤先輩の胸の所にいけばいいのか。
全然分からない・・・。
私はそんなことも分からない・・・。
バスケだけしかしてこなかった私には、最後に好きな男子が抱いてくれると言っている時、どうして良いのかなんて何も分からない・・・。
それに、スポブラやブラジャーを忘れてしまったこの胸もやっぱり凄く恥ずかしい・・・。
凄く、恥ずかしい・・・。
こんなことを言って、凄く恥ずかしい・・・。
佐藤先輩は"妹”として私のことを抱いてくれようとしているのに、私だけは全然違う気持ちで・・・。
凄く凄く恥ずかしい・・・。
手を広げることも佐藤先輩の所に歩くことも出来ない私に、佐藤先輩はニコッと笑ってくれる。
両手を大きく広げて私にニコッと笑ってくれている佐藤先輩のことを見詰め、私は言った。
「もう・・・大丈夫です・・・。
私の面倒な話をちゃんと聞いてくれただけで、もう大丈夫です・・・。
本当にありがとうございました・・・。」
泣きながらだけど笑ってそう言うことが出来たことに少しだけ満足した時・・・
「ごめん、俺は晶を抱く気満々だったから全然大丈夫じゃないや。」
そう言った佐藤先輩がフッと私に距離を詰め、"あっ”と思った瞬間には佐藤先輩に優しい力で抱き締められていた。
そっか、それならギリギリでバレないように出来るか。
腕を捲るのとネクタイを緩めるのはいい?」
「はい・・・。
そっか、制服を脱ぐ時間も考えてたんですね・・・。」
「まあ、その時間は若干。
でも・・・そっか、服着たままなんだ?」
「それは勿論です!!」
「気持ちは分かるよ、俺もいつもは服着たままだし。
俺はヒョロいから恥ずかしいんだよね。
なのに晶には普通に見せようとしてた!!
むしろ、"服、邪魔”って思ってた。
・・・はい、もうボタン閉めたよ。」
恐る恐る両手を離すと、ワイシャツのボタンを閉め終わった佐藤先輩が、腕捲くりだけをした腕を動かしていて・・・。
「えぇぇ・・・、何でベルト外してるんですか・・・?」
「いや!!!それは流石に出来ないって!!
それは無理じゃん!!!
普通に考えて無理だって!!!
晶もそのショートパンツは脱いでよ?」
「・・・普通、服脱ぐんですか?
このままじゃダメなんですか・・・?」
「ショートパンツだけでも脱いで貰えた方が抱きやすいけど、無理ならそのままでどうにかするよ。」
「ギュッてするだけでもそんなことをするんですね・・・。」
「それはそうでしょ、そうしないとヤれな・・・・・」
ベルトだけではなくズボンのファスナーにまで手を掛けた佐藤先輩が何かを言い掛けた後・・・
たま〜に際どいパスを出しすぎてパスミスをしてしまった時、その後にその人の方に向かって謝る時の顔で笑った。
「嘘嘘、服着たままでもベルトもそのままでも、ショートパンツだってそのままでも全然やれるから!!
それに5秒あれば余裕を持ってハグが出来るよね!!」
何の嘘だったかは全然分からないけれど、佐藤先輩がまたベルトを素早く閉めた。
そして、ニコッと笑いながら私に向かって私に両手を広げてくれる。
「残り10分。
めちゃめちゃ短いけど、ちょうど1クォーターの時間だね。
俺、その間ずっと晶のことを抱いてたいんだけど、ダメかな?」
そんな嬉しすぎることを言ってくれて・・・。
もう、嬉しすぎて・・・。
こんなに嬉しくて・・・。
でも、どうやってギュッとして良いのか分からない・・・。
私も両手を広げるのか、広げた後の手はどうするのか。
それとも両手は閉じたままにして、佐藤先輩の胸の所にいけばいいのか。
全然分からない・・・。
私はそんなことも分からない・・・。
バスケだけしかしてこなかった私には、最後に好きな男子が抱いてくれると言っている時、どうして良いのかなんて何も分からない・・・。
それに、スポブラやブラジャーを忘れてしまったこの胸もやっぱり凄く恥ずかしい・・・。
凄く、恥ずかしい・・・。
こんなことを言って、凄く恥ずかしい・・・。
佐藤先輩は"妹”として私のことを抱いてくれようとしているのに、私だけは全然違う気持ちで・・・。
凄く凄く恥ずかしい・・・。
手を広げることも佐藤先輩の所に歩くことも出来ない私に、佐藤先輩はニコッと笑ってくれる。
両手を大きく広げて私にニコッと笑ってくれている佐藤先輩のことを見詰め、私は言った。
「もう・・・大丈夫です・・・。
私の面倒な話をちゃんと聞いてくれただけで、もう大丈夫です・・・。
本当にありがとうございました・・・。」
泣きながらだけど笑ってそう言うことが出来たことに少しだけ満足した時・・・
「ごめん、俺は晶を抱く気満々だったから全然大丈夫じゃないや。」
そう言った佐藤先輩がフッと私に距離を詰め、"あっ”と思った瞬間には佐藤先輩に優しい力で抱き締められていた。