佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「変なことって?デートとか?」
「デートもそうだし、エロいことも!!」
「男子と遊ぶことは良いと思うけどエッチなことは今の年齢ではお母さんも反対派だから、そこは任せておいて。」
「いや、デートも反対してよ。」
「あんまり厳しくしすぎるとお母さんに隠れて色々と始めちゃうかもしれないから、うちはそこまでは厳しくしてないのよ。」
「高校生にもなって部屋の扉を開けさせておくとか十分厳し・・・い、から・・・うん、そうっすね。
隠れて色々とやり始めることもあるので、男と遊ぶくらいは許した方が良いのかな。」
さっきまで隠れて私とエッチなことをしていた佐藤先輩が作ったようなニコッという笑顔で笑い、エナメルバッグを肩に掛けた。
「晶のお母さんはよくうちにも来るし、その時に晶の近況も教えてね。
プーのオヤツはその時に渡すよ。」
「たまに作ったオカズも差し入れするね?
また小さくなっちゃうと可哀想だし。」
「うん!!マジでありがとう!!
ここ数ヶ月は全然来られてなかったから、結構小さくなってた!!」
「ねぇ〜!!あんまり食べられてないのかなって心配してたの〜!!」
「いや、だってアレ食えないじゃん。
アレ・・・食えないんだよ。」
「もう、本当に大袈裟なんだから!」
お母さんが楽しそうに笑う顔を佐藤先輩がジッと見詰め、それから私のことをまた見てきた。
「今日はここでいいよ。
玄関でバイバイとかされたら俺絶対に泣いちゃうから。」
「学校でも部活でも会えるじゃないですか。」
「本当はもっと会いたいよ。」
「たまに、コンビニでも。」
「じゃあ、コンビニに行く曜日と時間を決めておこうか。」
それには何も答えず、私もニコッと笑った。
佐藤先輩はしばらく私の返事を待った後にゆっくりと口を開いた。
「早く結婚して子どもを産むのは反対だけど、早く結婚して子どもを産んでね。
晶が子どもを産んだらダッシュで晶にも子どもにも会いに行くから。」
早く結婚をして子どもを産んだらダメなのか、それとも早く結婚をして子どもを産んだ方が良いのか、どちらが良いのか全然分からないことを佐藤先輩が最後に言って・・・。
私の部屋からお母さんと出た佐藤先輩が、私の部屋の扉を閉めた。
扉が完全に閉まるその瞬間まで、佐藤先輩は笑っていた。
花音ちゃんと私には沢山見せてくれるニコッという笑顔ではなく、作っようなニコッという笑顔で、最後まで私の顔を見ていた。
「デートもそうだし、エロいことも!!」
「男子と遊ぶことは良いと思うけどエッチなことは今の年齢ではお母さんも反対派だから、そこは任せておいて。」
「いや、デートも反対してよ。」
「あんまり厳しくしすぎるとお母さんに隠れて色々と始めちゃうかもしれないから、うちはそこまでは厳しくしてないのよ。」
「高校生にもなって部屋の扉を開けさせておくとか十分厳し・・・い、から・・・うん、そうっすね。
隠れて色々とやり始めることもあるので、男と遊ぶくらいは許した方が良いのかな。」
さっきまで隠れて私とエッチなことをしていた佐藤先輩が作ったようなニコッという笑顔で笑い、エナメルバッグを肩に掛けた。
「晶のお母さんはよくうちにも来るし、その時に晶の近況も教えてね。
プーのオヤツはその時に渡すよ。」
「たまに作ったオカズも差し入れするね?
また小さくなっちゃうと可哀想だし。」
「うん!!マジでありがとう!!
ここ数ヶ月は全然来られてなかったから、結構小さくなってた!!」
「ねぇ〜!!あんまり食べられてないのかなって心配してたの〜!!」
「いや、だってアレ食えないじゃん。
アレ・・・食えないんだよ。」
「もう、本当に大袈裟なんだから!」
お母さんが楽しそうに笑う顔を佐藤先輩がジッと見詰め、それから私のことをまた見てきた。
「今日はここでいいよ。
玄関でバイバイとかされたら俺絶対に泣いちゃうから。」
「学校でも部活でも会えるじゃないですか。」
「本当はもっと会いたいよ。」
「たまに、コンビニでも。」
「じゃあ、コンビニに行く曜日と時間を決めておこうか。」
それには何も答えず、私もニコッと笑った。
佐藤先輩はしばらく私の返事を待った後にゆっくりと口を開いた。
「早く結婚して子どもを産むのは反対だけど、早く結婚して子どもを産んでね。
晶が子どもを産んだらダッシュで晶にも子どもにも会いに行くから。」
早く結婚をして子どもを産んだらダメなのか、それとも早く結婚をして子どもを産んだ方が良いのか、どちらが良いのか全然分からないことを佐藤先輩が最後に言って・・・。
私の部屋からお母さんと出た佐藤先輩が、私の部屋の扉を閉めた。
扉が完全に閉まるその瞬間まで、佐藤先輩は笑っていた。
花音ちゃんと私には沢山見せてくれるニコッという笑顔ではなく、作っようなニコッという笑顔で、最後まで私の顔を見ていた。