佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
土曜日
午前中の授業、午後からの練習が終わった後の16時半。
今日は女バスが外部での練習試合があり、午後早くから練習が出来ていた男バスはいつもよりもかなり早めに土曜日の練習が終わった。
「佐藤先輩、明日は朝から練習試合だし早めに終わりましょうね。」
高速道路の下、まだ明るい時間だからか今日は数人の子ども達もいる中で佐藤先輩と軽くドリブルをしていく。
「じゃあ、終わりにしてから動物園に行こうか。」
「行きませんよ、早く帰って身体を休めるのも大切ですからね。」
「・・・じゃあ、違うコートに行く?」
「佐藤先輩、パパになりたいって言ってた割には子どもが苦手ですもんね。」
「俺は晶みたいな可愛い子どもが欲しかったんだって。
それに苦手ではなくて、親戚に年下の子もいないしどうして良いのか分からないだけ。」
「そんな感じで赤ちゃんを抱けるんですかね。」
「うん、抱くよ・・・、抱かせてよ。
晶が産む赤ちゃん、今から楽しみだな。
俺はまた晶の”お兄ちゃん"だしさ、晶の出産には立ち会いたいな。」
「お兄さんが立ち会う人なんて流石にいないんじゃないですか?
それに、旦那さんと気まずくないですか?」
「全然。
俺、晶の旦那よりも晶のこと愛してるし。」
佐藤先輩が即答し、ジャンプシュートを決めた。
「でも私・・・佐藤先輩に見られるのは恥ずかしいですよ・・・。
ドラマとかでしか見たことがないけど、あんな姿を佐藤先輩に見られるのはちょっと・・・。」
「何も恥ずかしいことなんてないでしょ。」
佐藤先輩のレイアップが綺麗に決まった。
「アレって・・・おまたとか見えちゃうんじゃないですかね・・・。
ドラマとかじゃ分からないけど、おまたとか見えないようにちゃんとしてくれるんですかね・・・。」
「・・・・・・え、見たい。」
佐藤先輩のその返事には、私は1本目のジャンプシュートを外してしまった。
「嫌ですよ・・・!!!」
「俺も見たいんだけど。
旦那には見せるんでしょ?」
「旦那さんになってくれる人にも見られたくないですよ・・・。」
私が打ったシュートはまた外れてしまった。
「私、誰かと結婚出来るかなぁ・・・。」
ゴールから外れたボールは、小さな男の子達の方へといった。
そしたら、それをキャッチしてくれた男の子が・・・
私の方ではなく、ゴールと私の間に向かって結構な速さのパスをしてきた。
それには反射的に身体が動き・・・
そのボールに飛び付き、そのままレイアップを決めた。
「ナイスパスっっっ!!!!」
本当に結構な良いパスだったので男の子にそう言うと、男の子は良い笑顔で笑った。
「そっちのお兄さんだけじゃなくて、お姉さんも上手だね!!」
そう言った男の子は・・・・いや、この子は・・・
「キミも良いパスだったよ。何ちゃん?」
「つかさ。
よく女だって分かったね。
みんな私のことを男みたいって言うのに。
私、名前まで男の子みたいだし。」
「格好良いパスが出来ちゃう子だから間違えられちゃうのかもね。
でも、可愛い笑顔と声だったから普通に分かったよ。ですよね?」
「・・・・・・・・・うん。」
ぜ〜ったいに分かっていなかったであろう佐藤先輩が空気を呼んで”うん"と答えてくれ、それにはホッとした後にもう1度つかさちゃんの方を見た。
「お母さんかお父さんに聞いてみな?
”どうしてつかさって名前を付けたの?"って。」
「このお姉さんは生まれた瞬間から可愛すぎて、眩しすぎて、このお姉さんのパパがお日様の”日"が3つもある”晶"って名前になったんだよ。」
佐藤先輩が優しい顔で、優しい声でつかさちゃんに説明をしてくれた姿を見てしまい、私はつかさちゃんに言った。
「みんなでちょっとゲームする?」
嬉しそうに喜ぶ子ども達の中、佐藤先輩だけが焦った顔で私に近付いてきた。
「晶と2人でデート・・・、2人でバスケしたいんだけど。」
”デート"と言いながらも、私のことは”妹"としか見てくれない佐藤先輩に言う。
「私は中学生の頃だけど、好きな人とその人との子どもで、みんなで此処でバスケで遊びたいっていう夢があった時期があります。」
その時に見たボンヤリとした夢を、今この瞬間に重ねる。
「佐藤先輩、遊ぼう?
子ども達と一緒に遊ぼう?」
午前中の授業、午後からの練習が終わった後の16時半。
今日は女バスが外部での練習試合があり、午後早くから練習が出来ていた男バスはいつもよりもかなり早めに土曜日の練習が終わった。
「佐藤先輩、明日は朝から練習試合だし早めに終わりましょうね。」
高速道路の下、まだ明るい時間だからか今日は数人の子ども達もいる中で佐藤先輩と軽くドリブルをしていく。
「じゃあ、終わりにしてから動物園に行こうか。」
「行きませんよ、早く帰って身体を休めるのも大切ですからね。」
「・・・じゃあ、違うコートに行く?」
「佐藤先輩、パパになりたいって言ってた割には子どもが苦手ですもんね。」
「俺は晶みたいな可愛い子どもが欲しかったんだって。
それに苦手ではなくて、親戚に年下の子もいないしどうして良いのか分からないだけ。」
「そんな感じで赤ちゃんを抱けるんですかね。」
「うん、抱くよ・・・、抱かせてよ。
晶が産む赤ちゃん、今から楽しみだな。
俺はまた晶の”お兄ちゃん"だしさ、晶の出産には立ち会いたいな。」
「お兄さんが立ち会う人なんて流石にいないんじゃないですか?
それに、旦那さんと気まずくないですか?」
「全然。
俺、晶の旦那よりも晶のこと愛してるし。」
佐藤先輩が即答し、ジャンプシュートを決めた。
「でも私・・・佐藤先輩に見られるのは恥ずかしいですよ・・・。
ドラマとかでしか見たことがないけど、あんな姿を佐藤先輩に見られるのはちょっと・・・。」
「何も恥ずかしいことなんてないでしょ。」
佐藤先輩のレイアップが綺麗に決まった。
「アレって・・・おまたとか見えちゃうんじゃないですかね・・・。
ドラマとかじゃ分からないけど、おまたとか見えないようにちゃんとしてくれるんですかね・・・。」
「・・・・・・え、見たい。」
佐藤先輩のその返事には、私は1本目のジャンプシュートを外してしまった。
「嫌ですよ・・・!!!」
「俺も見たいんだけど。
旦那には見せるんでしょ?」
「旦那さんになってくれる人にも見られたくないですよ・・・。」
私が打ったシュートはまた外れてしまった。
「私、誰かと結婚出来るかなぁ・・・。」
ゴールから外れたボールは、小さな男の子達の方へといった。
そしたら、それをキャッチしてくれた男の子が・・・
私の方ではなく、ゴールと私の間に向かって結構な速さのパスをしてきた。
それには反射的に身体が動き・・・
そのボールに飛び付き、そのままレイアップを決めた。
「ナイスパスっっっ!!!!」
本当に結構な良いパスだったので男の子にそう言うと、男の子は良い笑顔で笑った。
「そっちのお兄さんだけじゃなくて、お姉さんも上手だね!!」
そう言った男の子は・・・・いや、この子は・・・
「キミも良いパスだったよ。何ちゃん?」
「つかさ。
よく女だって分かったね。
みんな私のことを男みたいって言うのに。
私、名前まで男の子みたいだし。」
「格好良いパスが出来ちゃう子だから間違えられちゃうのかもね。
でも、可愛い笑顔と声だったから普通に分かったよ。ですよね?」
「・・・・・・・・・うん。」
ぜ〜ったいに分かっていなかったであろう佐藤先輩が空気を呼んで”うん"と答えてくれ、それにはホッとした後にもう1度つかさちゃんの方を見た。
「お母さんかお父さんに聞いてみな?
”どうしてつかさって名前を付けたの?"って。」
「このお姉さんは生まれた瞬間から可愛すぎて、眩しすぎて、このお姉さんのパパがお日様の”日"が3つもある”晶"って名前になったんだよ。」
佐藤先輩が優しい顔で、優しい声でつかさちゃんに説明をしてくれた姿を見てしまい、私はつかさちゃんに言った。
「みんなでちょっとゲームする?」
嬉しそうに喜ぶ子ども達の中、佐藤先輩だけが焦った顔で私に近付いてきた。
「晶と2人でデート・・・、2人でバスケしたいんだけど。」
”デート"と言いながらも、私のことは”妹"としか見てくれない佐藤先輩に言う。
「私は中学生の頃だけど、好きな人とその人との子どもで、みんなで此処でバスケで遊びたいっていう夢があった時期があります。」
その時に見たボンヤリとした夢を、今この瞬間に重ねる。
「佐藤先輩、遊ぼう?
子ども達と一緒に遊ぼう?」