佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
12時20分
ダラダラと着替えていた部員達のことを、土屋先生が「早くしろよ!!俺はこれからデートなんだよ!!」と急かしまくり、ある程度の部員達がゾロゾロと相手学校の門を出ていった所でキャプテンに「あと10分で、頼んだぞ。」と声を掛け奥さんと仲良く学校を出ていった。
スマホで時間を何回も確認しながらその光景を見て、先に帰した磯貝さんから《駅に着きました!今日はお疲れ様でした!》というメッセージに返信をした。
ソワソワとした気持ちで、私も残っている部員達に声を掛けていく。
「早く帰りますよ〜!!
喋るのは後でにしてください!!!」
各々お昼ご飯の約束をしているのは聞こえていたのでそう叫んでいると・・・
「佐藤。」
今日試合に出られたガードの男子が声を掛けてきた。
「お疲れ様・・・。
今日、出られて良かったね・・・。」
急に恥ずかしくなってきてしまい、顔が熱くなってくるのを感じた。
「あ、うん・・・。
あ、応援ありがとう・・・。」
ガードの男子も私に釣られるように顔がみるみる赤くなってきて、それには私までどんどん熱くなってくる。
「えっと、佐藤ってさ・・・・。」
「うん・・・・。」
「この後何か、ある・・・?
俺ら3人で飯食いに行くけど、一緒に行く・・・?
試合でさ・・・気になった所とか、何かアドバイスあったら聞きたいし・・・。」
「あ、この後は・・・ちょっと約束が、あって・・・。
ごめんね、明日学校で言ってもいい・・・?」
「うん・・・!全然!!全然良い!!
俺D組にいるから・・・!!」
「うん、知ってるよ・・・。」
「え、知ってたの?マジで・・・?マジか。」
ガードの男子が嬉しそうに笑い、手に持っていたスマホを少し持ち上げた。
「佐藤、火曜日には女バスに戻るし・・・連絡先も聞いておこうかな・・・。
佐藤もガードだったし・・・話、なんか、あるかもしれないし・・・。」
”ガードだったし"
過去形になってしまっていることにはギュッと胸が一瞬苦しくなったけれど、断る理由もないのでスマホを持ち上げた。
持ち上げようとした、その瞬間・・・
ポタッ―――――――――………と、雨が降ってきた。
こんなに晴れているのに雨がポタポタと降ってきて・・・
空を見上げようとしたら、見えた。
ガードの男子が驚いた顔をしているのが・・・。
私の頭の上の方を見て驚いた顔をしていて・・・。
それには”???"となりながら上を見ようとした瞬間・・・
「晶はまだガードだよ。
それにこれからもガードだよ。ね?」
佐藤先輩の声がそう言ってくれ、佐藤先輩の両手が私のお腹に周り・・・
頭も顔もずぶ濡れになっている佐藤の胸に、背中から引き寄せられた。
「それに、ガードの話なら俺が晶とするから必要ないよ。」
私の頭だけではなく顔にまでポタポタと水滴が落ちていく中で見上げた佐藤先輩の顔は、ゲーム中に見たことがあるどの顔よりもずっとずっと怖い顔をしていた。
ダラダラと着替えていた部員達のことを、土屋先生が「早くしろよ!!俺はこれからデートなんだよ!!」と急かしまくり、ある程度の部員達がゾロゾロと相手学校の門を出ていった所でキャプテンに「あと10分で、頼んだぞ。」と声を掛け奥さんと仲良く学校を出ていった。
スマホで時間を何回も確認しながらその光景を見て、先に帰した磯貝さんから《駅に着きました!今日はお疲れ様でした!》というメッセージに返信をした。
ソワソワとした気持ちで、私も残っている部員達に声を掛けていく。
「早く帰りますよ〜!!
喋るのは後でにしてください!!!」
各々お昼ご飯の約束をしているのは聞こえていたのでそう叫んでいると・・・
「佐藤。」
今日試合に出られたガードの男子が声を掛けてきた。
「お疲れ様・・・。
今日、出られて良かったね・・・。」
急に恥ずかしくなってきてしまい、顔が熱くなってくるのを感じた。
「あ、うん・・・。
あ、応援ありがとう・・・。」
ガードの男子も私に釣られるように顔がみるみる赤くなってきて、それには私までどんどん熱くなってくる。
「えっと、佐藤ってさ・・・・。」
「うん・・・・。」
「この後何か、ある・・・?
俺ら3人で飯食いに行くけど、一緒に行く・・・?
試合でさ・・・気になった所とか、何かアドバイスあったら聞きたいし・・・。」
「あ、この後は・・・ちょっと約束が、あって・・・。
ごめんね、明日学校で言ってもいい・・・?」
「うん・・・!全然!!全然良い!!
俺D組にいるから・・・!!」
「うん、知ってるよ・・・。」
「え、知ってたの?マジで・・・?マジか。」
ガードの男子が嬉しそうに笑い、手に持っていたスマホを少し持ち上げた。
「佐藤、火曜日には女バスに戻るし・・・連絡先も聞いておこうかな・・・。
佐藤もガードだったし・・・話、なんか、あるかもしれないし・・・。」
”ガードだったし"
過去形になってしまっていることにはギュッと胸が一瞬苦しくなったけれど、断る理由もないのでスマホを持ち上げた。
持ち上げようとした、その瞬間・・・
ポタッ―――――――――………と、雨が降ってきた。
こんなに晴れているのに雨がポタポタと降ってきて・・・
空を見上げようとしたら、見えた。
ガードの男子が驚いた顔をしているのが・・・。
私の頭の上の方を見て驚いた顔をしていて・・・。
それには”???"となりながら上を見ようとした瞬間・・・
「晶はまだガードだよ。
それにこれからもガードだよ。ね?」
佐藤先輩の声がそう言ってくれ、佐藤先輩の両手が私のお腹に周り・・・
頭も顔もずぶ濡れになっている佐藤の胸に、背中から引き寄せられた。
「それに、ガードの話なら俺が晶とするから必要ないよ。」
私の頭だけではなく顔にまでポタポタと水滴が落ちていく中で見上げた佐藤先輩の顔は、ゲーム中に見たことがあるどの顔よりもずっとずっと怖い顔をしていた。