佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
青いリンゴを手に持った佐藤先輩が私の前にまた歩いてきて、そして私の真っ赤なリンゴと交換をしてきた。



「このリンゴ、晶みたいで可愛いから貰っても良い?
部屋に飾っておこう。」



「私はこっちの青いリンゴなんですか?
・・・・・嫉妬して青くなってる時の佐藤先輩?」



「それ全然格好良くないじゃん!!!
めっちゃ冷静な顔で魔法を使ってる俺、とかにしてよ!!!」



「嫉妬してた時の佐藤先輩のお顔、私のことを女の子として見てくれてたって分かると凄く嬉しい気持ちになりますよ?」



「それでもダメ!!!
それは全然格好良くないからダメ!!!
晶からのお願いでもダメ!!!」



私には甘々な佐藤先輩のそんな言葉には自然と笑ってしまうと、佐藤先輩もニコッと笑った。



「帰ろっか。」



「はい。」



「あ、動物園にパンダ見に行く?」



「そういうデートは今のところ特に興味はないです。
それよりも私は佐藤先輩とバスケデートがしたいです。
でも・・・今日は、実は早く帰りたくて・・・。」



「うん、そうだよね。
帰りに本物のリンゴも買って帰ろうか。
リンゴだったらプーも食べられるし。」



「はい。」



エナメルバッグを肩に掛けた佐藤先輩が、自分のジャージの上着を私にスポッと着せてくれた。



「久しぶりに晶が剥いてくれるリンゴが食べたいな。」



「久しぶりに剥くから、食べる所が全然なくなっちゃうかもしれません・・・。」



「晶が剥いてくれるリンゴはどんなリンゴでも、世界で1番美味しいよ。」



佐藤先輩が私の手をキュッと握ってくれる。



「星野君、ごめん!!
今日はもう帰るね!!!」



「竜也が俺とバスケで遊ばないとか初めてだな。
晶は?遊んでいかなくて良いのか?
竜也に流されるなよ?」



「あ・・・・あの、私は・・・その・・・・実は、おまた、ちょっと・・・痛くて・・・。」



おまたの所を少しだけおさえながら言うと、星野君がシュートを外した。



それにはビックリしていると、眉間にシワを寄せた星野君が佐藤先輩に向かって口を開いた。



「竜也にはまだまだ早いから、お前が大きくなるまではもうダメだぞ。」



「いや、それ星野君にだけは言われたくないって!!!」



「お前はまだ小さいからダメなんだよ。」



「俺たぶんもうこれ以上は大きくなれねーんだって!!
むしろここまでよく身長が伸びた方なんだって!!」



「身長の話じゃねーよ。」



「筋トレしすぎたら怖いじゃん!!
もしかしたらまだ大きくなる可能性があるかもしれないのに、筋トレしすぎたら怖いじゃん!!」



「体格の話でもねーから。」



「えぇぇぇ、じゃあ何?」



「・・・・・・・チ◯コ?」



「いや・・・・・っっ俺のチ◯コを最後に見たのいつだよ!!?」



「花音から"竜也のおちんちんはこんなに大きくないけど大丈夫かなぁ”って聞いてるし。」



「姉ちゃんの前でデカくなるわけねーだろ!!
姉ちゃんの前でデカくしてたらヤバいだろ!!」



「ああ、普通の状態だった?」



「当たり前じゃん!!!」



「いや、花音と風呂に入ったら普通はデカくなるだろ。」



「姉弟で普通はエロい気持ちになんねーだろ・・・・・!!」



佐藤先輩の怒鳴り声がバスケットコートの中で響いていたけれど、この怒鳴り声には全然怖いとは思わず、むしろ心の中で佐藤先輩のことを応援してしまっていた。



向こう側に見える桜の木にはまだ桜の花と葉桜が混ざっていて・・・



それでも、今日はこんなにも綺麗に見えた。




















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