DEAR 2nd 〜Life〜
────くるくるっ…。
いっちゃんの手によって、みるみるうちに丁寧に髪が巻かれていく。
てっ…手早い…。
状況がよく飲み込めないうちに、あっという間にふわふわな巻き髪に変身。
さらにいっちゃんは髪を束ね、ヘアアレンジを駆使。
「────完成~~~!!!!!♪」
「……えっ……」
「───見てみて♪可愛く仕上がったでしょっ?」
「───………!」
渡された鏡を見てまたまたびっくり。
今日は巻く時間がなくて適当だった髪。
それがたった数分で、いっちゃんが綺麗なハーフアップへと仕上げてくれた。
「───すっ、すごいっ…!
いっちゃん、どうしてこんな綺麗にヘアアレンジ出来るの?!」
バッと振り返り、いっちゃんを見上げると
「………んー?
何でだろっ!?
オレ、髪いじるの好きだからかなぁ!?!?」
いっちゃんは満足そうに白い歯を見せて笑った。
「───へぇぇぇ………!
いっちゃん意外~!
手先器用なんだねぇ……」
「器用でもないよー?
美容師になろうかなーとか思った時期もあったんだけど……。
───やっぱ音楽は捨てられなくて、こっちの道進んだんだっ♪」
───シュー……。
いっちゃんはスプレーを振りかけながら、再びあたしの髪を微調整してくれた。
……いっちゃんまでこんな特技持ってるだなんて…。
みんな、ホントあなどれないなぁ……。
……と、感慨深く頷いていると。
─────カチャ。
「………お。
───いい感じじゃん。」
煙草を買いに行っていたマリアが戻って来て、あたしを見るとそんな声を出した。
「でっしょぉー?
───これで純も喜ぶと思わな~い?」
………………
「絶対喜ぶね。
つか、あの純がどんな顔するか見ものだわ♪」
……………ん?
「最高のバースデープレゼントだな、こりゃ♪」
…………んんん?!?!
「───ちょっと待って……。今何て??」
な、
何か嫌な予感が………。
「───え?だからね、
───オレ達からのプレゼントがアヤヤなのっ♪」
───────?!?!