DEAR 2nd 〜Life〜




……もしかして、何かマキ悩んでるのかな?



マキは普段から底抜けに明るいし。


だからこそ、相談とか悩みとか人に言いにくい性格なんじゃ───……




……何となくね、そう思ったの。




だって、マキとあたしは双子みたいに似てるとこがあるんだもん。




………何か悩んでるなら、力になれないかなぁ……。







「───…ねぇマキ?


何か悩んでるなら言ってね?あたしで良かったら話聞くし……。」





「……え……」





勇気を振り絞ってそう言うと、マキは驚いたようにまばたきして。




「………ありがとう彩。

でもね、本当に何にも悩んでないから心配しないで?」




「………本当に?」




「うん、本当だよ♪

だから彩がそんな暗い顔しないで?ねっ?」




「………」






───…多分、こういう所もあたしと似てる。



“何かあるけど何もない”って振る舞うところ。



でも、あたしもそうだけど……。




何もないって言う時は、

入ってこないでって言う意思表示。




人は誰でも入ってきてほしくないテリトリーがあるもの。




しかもあたしはまだ出逢って間もない間柄だし。




そんな人間に、深い悩みを話せるかって逆に考えたら───……





……そうだよなぁ。





悲しいけど、あたしよりは付き合い長いミユやエリカの方が相談しやすいもんなぁ……。






「……何か、力になれなくてごめんね……。」




「───えっ!?!?

何で彩が謝るの?!?!」




「ん~…、マキがちょっと悲しそうだったから……。」




「……やだなぁ……。

マキは本当に何もないってば!!


それより、彩の方こそ何か悩んでたら言ってね?」




「……え……」





「───…本当はずっと気になってたんだ。



……その傷────…。」







────……え………






マキは悲し気にあたしの手首を見つめた。





─────ドクンドクン…






「……あ……、これ……ね、あはは……。


バレちゃったかぁ♪」





「……彩……」




ヤダ



気付かれてたんだ






「……あは……


……ホント気持ち悪いよね……ごめん……」





「────彩!」







─────………




遮られた会話に訪れる静寂。





……それがとてつもなく怖かった。




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