DEAR 2nd 〜Life〜




────放課後。



「───えっ!?!?

合コン!?!?!?」



「んもー!!!!彩ビックリし過ぎだしぃー!」



「だ、だって合コンなんて聞いてない──…」




───いつもよりバッチリ気合い入れてるマキ、ミユ、エリカに何か違和感を感じて聞いてみたら、何と“飲み会”が“合コン”という事実が発覚。



……しかもそれに気付いたのは、店に着いて座ってからの事。




「───合コンって言っても、みんな顔見知りだし大丈夫だって♪

彩は人数合わせだし、好きな人いるんだし、気にしないで会費分飲んじゃってて♪」





「…………」





……何か誘ってくるときに変だとは思ったんだよね…。


しかもあたしって人数合わせかぁ……。



“合コン”ってあからさまに言うと、絶対あたしが来ないって思ったからあんな誘い方してきたのかなぁ……。



“好きなように飲んじゃって”って言われても……な……。




───…はぁ……。



気分が全然乗らないよ。


人数合わせって事を隠されて誘われて、いい気持ちはあんまりしないなぁ…。



早いとこ切り上げて帰ろう……。






「───久しぶり~!!!!」


「うわっ、マキ達変わったな~!」



───飲み会、という名の合コンが始まり、人見知りが激しいあたしは会話を避けるように飲み続けた。



───…飲み過ぎて気分悪くなったって言って早く帰ろう……。



……その為には飲まなきゃ───……




───朝岡さんに早く会いたい。


帰りたい───……。




その一心で飲み続けた。




───…その時。






「……えーと、彩ちゃんだっけ?


オレ、斗真。よろしくね。」





「…………」






───どうしてだろう。



恋してる時って他の男を見れば見るほど、自分が好きな人と比べてしまう。




この斗真って人を、


……いや、ここに座っている全員の男を見ても何にも思わない。




きっと………



好きな人には




“朝岡さん”には



誰もかなわない────……。




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