DEAR 2nd 〜Life〜
────視界は灰色の砂嵐。
どこかノイズ混じりに聞こえる笑い声。
………何がそんなに面白いのか。
────…あぁそう。
人がこんなに傷ついてる姿見て楽しいんだ。
人をこんなに傷つけといて笑えるんだ。
そっか………
そっかぁ…………。
─────…カチッ
…………ピッ……
もう何百件にもなりそうな新着メール。
そのメールには必ず決まったURLが添付されていた。
“http://www………”
─────ドクンドクンドクン……。
ここからだ。
このURL経由して全部メール来てる………。
─────ゴクッ……。
もう水分もない喉に一度生唾を通し
──────ピッ…
♻接続中…
やがて画面に現れたサイトは、それはそれは卑猥なサイトで
“すぐ会える!”
“すぐヤれる!”
“即アポOK!”
………を宣伝文句に、
掲示板に女性が自分の自己紹介などを軽く書き込み、それを見た男性が投稿するというシステムだった。
───じゃあ……
ここに誰かがあたしのメルアドを載せたっていうこと………?
「─────…ッ」
息が止まりそうになりながら掲示板を辿っていくと
───────────
No.186
彩❤
短大生で毎日暇に過ごしてます♪
彼氏いなくて欲求不満です(;_;)
誰かこんなあたしの相手して下さい★
******@@docomo.ne.jp
待ってます(^o^)★
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「─────ッ…!!!!」
─────ギュッ…!!!!!
これ以上ない力で唇を強く強く噛み締め
─────カチカチカチカチ!
泣いてディスプレイが見れなくなる前に、メールアドレスを変えた。
───…英数字、記号をランダムに押して。
その焦っている姿が余程面白かったのか
「見て、超必死~」
「あのパニクってる姿、超~ウケるんですけど。」
「いいお小遣い稼ぎ紹介してあげたのにね~」
………そんな風に
笑われてた。