DEAR 2nd 〜Life〜
────……帰り道。
肩からダラリと荷物を背負い、一人トボトボと帰っていく。
…………疲れた。
ものすごく疲れた。
未だ涙を堪えながら、一人うつむいて歩いていると
「───どーおっ??
マキ、イケてるかな?」
「可愛い可愛い♪
マキそのワンピ、超可愛い♪」
「ほんとー?」
「これであの人もメロメロ確実だよな♪」
「えへへっ、ありがとーっ♪」
──────……
そこには、マキ、ミユ、エリカの三人がキャアキャア言いながら、楽しそうに校門に立っていた。
────…朝岡さんのこと待ってるんだ………。
やだな…。
やだ…………。
本当は校門を避けて帰りたいのに……
どうしてもそこを通らなきゃ帰れない現実に打ちのめされる。
……でもあたし……
マキ達が門にいるからって
朝岡さんがマキを迎えに来るのを、指くわえて見てるなんて死んでも見たくない……
────屈辱的な選択だね………
「……………」
─────ギュッ…
大丈夫、大丈夫……
知らんふりして校門くぐればいいだけじゃない。
そしたら見たくない光景見ないで済むし、家に帰れるじゃない……
────一歩、また一歩。
呼吸が荒くなるのを隠しながら
出来るだけ三人から距離を開けて校門をくぐった時。
「────“朝岡さん”。
もらっちゃうから♪」
「────…ッ……!!」
───…バタバタ…!
耐えきれなくなって駆け足で走る背中に、甲高い笑い声が付いてくる。
ヤダ
もうヤダよ
────ガチャ!
バタン!
ムチャクチャに走って家の扉を閉めた瞬間。
「────~~~っ…
………ふっ………」
彩
俺は彩の
「───…つき……」
味方やから
「────嘘つき……
嘘つき─────!」
───…声を張り上げて泣き叫んだよ。
もう
あなたが戻って来ないこと
知っていたから。