DEAR 2nd 〜Life〜





「……あ……

ご……ごめ───…」







「──────……





気持ち……




分かってないって………?」






「……え……」









「分かってないのはどっちやねん!」







━━━━━ダンッ!






「…っ!」






壁に打ち付けられ、両手首をグッと頭の上で掴まれ───……




あたしは、完全に身動き一つ取れない状態にされてしまった。







────立場逆転。







あたしの両手の自由を、片手だけで軽く縛れる朝岡さんの力に“男”を感じて、背中に恐怖が走る。








「────…分かってないのは彩やろ。





俺がこの四年間、どんな思いで彩を見てきたと思ってる?」






「─────……ッ…」






「───ずっと指くわえて見てるだけやと思ってた?




ずっと“いい人”のまま、何もせんと?」





「────ちがっ…」






「───俺は……




“いい人”である前に一人の男やで?」









────スッ……





朝岡さんは空いている方の手であたしの髪の一束を掴んで触れ






「───俺かって、ずっといい人でおられへん。





ほんまは───…





ずっと彩にこういう事もしたいって思ってる──……」







────プチンッ…






「─────や…っ!」







「────思い知らせてあげようか?




俺がどんだけ彩を好きで狂いそうか。




どんだけ彩をめちゃくちゃにしてやりたいって思ってるか。」






「────やだ…やだ…!!!!やめて……朝岡さんやめて───…!」






────プチッ…






ワンピースのボタンが器用に外れていく。





いつもと違う朝岡さんに急に男を感じて、逆に力が抜けていく。





……なのに







「────彩……」







──────ビクッ!!






切なげに名前を呼ばれ、

その吐息が胸に当たるだけで簡単に反応してしまう自分の身体が嫌だった。






「───…ふ……っ」






ボロボロと涙が溢れるのが苦しくて目を閉じると







━━━━━グイッ!






「──────!?」





急に顎を持ち上げられ、驚いて目を開けると








────────…









朝岡さんと







キスしている自分がいた


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