DEAR 2nd 〜Life〜





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…─────…





『キャバクラ?彩が?』




『うん、学費取られた事あってね。ちょっと持ち合わせとか追いつかなくて働き出したんだけど……


今はやりがいあるし楽しいから頑張ってるの♪』







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以前。


キャバクラで働いている事は、ちゃんと朝岡さんに話していたおいたはずだ。



もう隠し事はしたくなかったし、何より今やっている仕事に罪悪感感じたくなかったから。




今でこそ華やかなイメージのキャバ嬢も、当時はまだ変に偏見言って来たり白い目で見てくる人もいた。




……だけど朝岡さんはちゃんと仕事の内容も理解してくれたし、



何より“自分がやりがい感じてるなら頑張れ”って応援してくれる人だった。






だから嬢仲間でもよく、




“彼氏が理解してくれないからよくケンカする”だとか



“辞めろ”って言われるとか



“嫉妬や束縛がハンパない”だとか




……そう言った類の話はよく聞いたけど、あたしはあんまりそういう心配なかった。




朝岡さんってやっぱり心広いな~って改めて思って、私情関係なく精一杯仕事に打ち込めた。




だからここまでのし上がれたんだと思うし、あたし自身を伸ばしてくれて感謝していた





────当の本人がまさかのご来店。






……焦る。



ハンパなく焦るけど、ここは本領発揮といつもの調子で頑張ろう、うん。







───頑張れ自分!







あたしは気合いを入れ直し、乱れた仕事モードのスイッチを再びリスタート。









「───あの、朝岡様は今日お一人で御来店されたんですか?」






「───いや、連れと一緒やよ。



………あそこ。」









─────スッ…










「───キャー!!!

まさか紅様がご来店だなんてもう超感激っ!


もう必死で営業かけた価値あったわぁっ!!!!」




「オレもオレも~!!!誘ってくれて超感動っ!瀬里奈ちゃんありがとうーっ!」




「やぁっだここでは華恋よぉーっ!壱くんってばもうっ!


椎葉くんも皐月さんもご来店ありがとうございますぅっ♪」








朝岡さんが指差したテーブルを見て、あたしは再び顎が外れそうになった。






ま、まさかそんな…

 
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