DEAR 2nd 〜Life〜
───…じゃあ…
朝岡さんは最初からあたしと過ごすつもりだったの…?
あたしの心構え待ちだったの?
…───ってことは
「───逆にあたしが朝岡さんを待たしてたの!?!?」
「……ご名答。
……っつか、今頃気付いたんかい。」
引きつりながら笑いを浮かべる朝岡さんに、何故か恐怖を覚えるあたし。
……お、怒ってる?
身長差があるあたしと朝岡さん。
……この身長差さえも威圧感を覚えるのは何故?
「それならそう言ってくれればいいじゃない!」
「……いや、だって俺一応5個も年上なのよ?
普通に手ー出したら犯罪レベルやろ。」
「……しっつれいな!!!
あたしもうすぐ19だよ!?!?
いつまでも子供じゃないんだから!」
「……いやいやいや。
出会った時、15やったやろ?
あの純粋無垢な頃を知ってるだけに、よけいに汚してまう気がして罪悪感が……」
「───ちょっ…!!
じゃあ今は純粋無垢じゃないって言うのっ!?」
「……高校生の
“朝岡さんっ❤”
って笑ってくれてた時代の彩は純粋やった。うん。」
「だ~か~ら~!!!!!
今も純粋だって言ってるじゃない!!!!」
あたしは超膨れっ面で朝岡さんから顔を背ける。
失礼しちゃう!!!!
あたしだってそりゃ大学生にもなればちょっとは大人になりますよ!!!!
そんな様子のあたしを見て、朝岡さんはくすっと笑い声を漏らし
「───どこが純粋?」
「……え?
────……っ、ぁ」
現状把握しようにも出来ない一瞬の出来事。
月明かりを背景にそう言ったあなたが、一気に表情を妖艶に変える。
「───っ、…」
真っ暗な星空、薄暗い路地裏で迫られるキスはあまりに危険な香りがして。
「っ」
唇が離れ、親指で物欲しげにあたしの唇をなぞる朝岡さんの表情さえも、何故か切な気に見えてしまう。
「───どこが純粋よ?
んなエロい顔してくるのはどう見ても誘ってるやろ。」
「だっ、だってそれは朝岡さんが──…!」
「……やらしい顔。」
朝岡さんはフッと笑った。
───…吸血鬼みたいに。