DEAR 2nd 〜Life〜
「……なっ、なななっ……」
「あはっ♪ビーンゴ♪」
────パチンッ♪
由梨は楽しそうに指を鳴らし、自分のティーカップに口を付ける。
「ちっ、違うよ!!
そんなんじゃないんだって!」
慌てて否定にかかるけど、
「───言い訳は見苦しいぞ、彩。」
キッパリとそう言われて。
「い……言い訳なんかじゃないって!ホント!」
それに、恋してるどころか失恋したばっかりなんですけど!
っていうか……
「そっ、そういう由梨はどうなのよ~??」
「はいはい、あたしの話はいいの♪
あたしは彩の恋バナが聞きたいのさっ♪」
「何で~!?あたしは由梨の話が聞きたいし!」
「分かった分かった!
あたしの話なら後でた~っぷりしてあげるから♪
彩はあたしが聞かないと、なっかなか自分から恋バナしてくれないんだもん!」
「…………う゛……。」
必死に応戦するも、由梨はどんどん自分のペースに巻き込んでくる。
───図星。
あたしは昔っから、自分から恋バナなんて到底出来ないタチ。
だからいつも由梨は、こうやってさりげなくあたしに探りを入れてくる。
それは多分、由梨の優しさなんだと思う。
………参ったなぁ……。
「…………。
恋………は、してた……。」
「──ん!?
“してた”?!過去形か!」
「……うん……
それが、ね………」
──…それから。
途切れ途切れではあるけど、あたしは由梨にぶんちゃんとの終わった恋を話し出した。