DEAR 2nd 〜Life〜
朝岡さんに手を振り返し、恐る恐る由梨に視線を落とす。
「───…で?
今の超カッコイイ人はどう説明するのかなぁ?」
───…ブクブク…。
由梨は納得いかないのか、オーダーしたクリームソーダに怒りを当て付けている様子だ。
「………いや、あのね?
落ち着こうよ由梨ちゃん……。」
「───…落ち着くのは彩の方でしょ。
いつまでそうやって突っ立ってるつもり?」
─────ハッ!
由梨に指摘され、無意識に立ち上がったままだった自分が恥ずかしくなる。
「………あ、はは…
本当だよね~……
ほら、ちょっとビックリし過ぎちゃったって言うかさぁ~~……あは…。」
────カタン。
慌てて座り、何事もないように振る舞うが……
「……ふ────ん?」
頬杖する由梨に上から見つめられ、
「…………」
───…どんどん頬が火照る。
な、何か変な汗が……。
「……それでー?
今から二人で仲良くデートってわけだ?」
「───デッ、デートなんかじゃないってば!!
ただ勉強教えてもらうだけだよ!!!!」
「……一体何を教えてもらうんだか。」
─────ブッ!!!!
「───…ちょ、ちょっと由梨!何言ってんの!!!!」
「だって~♪
手取り足取り、愛のお勉強するんでしょー?
やっらしいなぁー♪」
「───…ちっ、ちがっ…!何言ってんの!由梨のばかっ!!!!」
「あははは♪まぁ頑張れ♪
邪魔者は真面目にバイトに向かいまーす♪またね♪」
───ポンッ!
由梨は力強くあたしの背中を押し、ひらひらと手を振って行ってしまった。