DEAR 2nd 〜Life〜
……そうこうしていると
─────カチャッ!
「───お、いたいた!
朝岡~、さっき委員会がライブの事で探し回ってたぞ。行った方がいいんじゃね?」
「おー、マジか。
分かった、すぐ行く。」
扉から顔を出した人に朝岡さんはサッと立ち上がり返事をして、
「……って事でお呼び掛かったからちょっと行ってくるわ。
彩ごめんな。
すぐ戻って来るからここで待っててくれるか?」
「あ、うんっ!」
「……ありがと。」
朝岡さんは軽くあたしの頭を撫でると、部屋から立ち去った。
───…と、その瞬間…。
「────ねぇねぇねぇっ!!!!!!
アヤヤは純の事どう思ってるのっっ!?!?」
─────キーン!
朝岡さんの姿が見えなくなる瞬間を狙っていたのか、いっちゃんはハスキーボイスであたしの鼓膜を揺らした。
「…………えっ……
いや、あのっ…………」
…………って、
いつの間にやら、ゴローちゃんとマリアさんまで接近していて、思わず度肝を抜く。
「いやー♪あんな優しい純を間近で見るのなんて初めてだからさぁ♪」
「……え……?」
「──…ずっとね、純の口から彩ちゃんの事は聞いてたんだよ。」
ゴローちゃんはふわりと微笑む。
「……あたしのことを……?」
「そうだよっ!♪
だからね、今日会えるのすごく楽しみにしてたんだぁ♪」
いっちゃんはニコニコっと太陽のような笑顔を向けた。
……朝岡さんがあたしのことを……。
────…カァァッ…
嬉しいような恥ずかしいような、そんなむず痒い感情に俯いていると
「───もう、前の彼氏への未練はないの?」
──────……
マリアさんが探るようにあたしを見て、静かに質問を口から放った。