俺様同期の執着愛
「綾、今日メシ食って帰らない?」
柚葵に仕事のあと誘われた。
お見舞いのお礼にごはんを奢ってくれると言ったから、ありがたくご馳走になることになった。
ただし、今日は金曜日の夜だ。
その意味が私にはわかっている。
「いいよ」
私たちは定食屋へ行った。
柚葵はステーキ定食で、私はハンバーグ定食を食べた。
もっと高い店とか、イタリアンでもいいと言ってくれたけど、柚葵とそういうお店に行く気になれなかった。
定食屋のほうが気軽な気持ちでいられるから。
「柚葵は今年の社員旅行どうするの?」
「あー、うん。どうすっかな」
私はみんなが疑問に思っていたことを訊いてみることにした。
「去年はどうして来なかったの?」
面倒だったから、とか。
彼女がいたから、とか。
そんな理由だろう思ったのに、予想外のことを言われた。
「お前に彼氏ができたから」
「えっ?」
何、意味わかんない。えっ!?
私は食事の手を止めて向かい側に座る柚葵をじっと見つめた。
「あれ? 柚葵……私が恭一さんと付き合ってるの、知らなかったよね?」
柚葵はしばらく真顔で私の顔を凝視してから、ふっと笑った。
「冗談に決まってんだろ。綾チャンは素直だねえ」
「なっ……」
なんなの!?
まともに受けとった私がバカみたい。
柚葵に仕事のあと誘われた。
お見舞いのお礼にごはんを奢ってくれると言ったから、ありがたくご馳走になることになった。
ただし、今日は金曜日の夜だ。
その意味が私にはわかっている。
「いいよ」
私たちは定食屋へ行った。
柚葵はステーキ定食で、私はハンバーグ定食を食べた。
もっと高い店とか、イタリアンでもいいと言ってくれたけど、柚葵とそういうお店に行く気になれなかった。
定食屋のほうが気軽な気持ちでいられるから。
「柚葵は今年の社員旅行どうするの?」
「あー、うん。どうすっかな」
私はみんなが疑問に思っていたことを訊いてみることにした。
「去年はどうして来なかったの?」
面倒だったから、とか。
彼女がいたから、とか。
そんな理由だろう思ったのに、予想外のことを言われた。
「お前に彼氏ができたから」
「えっ?」
何、意味わかんない。えっ!?
私は食事の手を止めて向かい側に座る柚葵をじっと見つめた。
「あれ? 柚葵……私が恭一さんと付き合ってるの、知らなかったよね?」
柚葵はしばらく真顔で私の顔を凝視してから、ふっと笑った。
「冗談に決まってんだろ。綾チャンは素直だねえ」
「なっ……」
なんなの!?
まともに受けとった私がバカみたい。