俺様同期の執着愛
「でも、よかったじゃん。まだ、バツイチだから。これ既婚者だったらお前、慰謝料取られるところだったぞ」
「そっか……不倫だもんね。そうなるよね。私、不倫未遂だったのね……」
「うーん、まあ、相手の既婚の事実を知らない場合は慰謝料請求の対象外だったっけ」
「それでも、奥さんを傷つけることになるんだよ。私がもし奥さんだったら信じていた人に裏切られたら発狂しちゃうよ」
「……そうだな」
私はオレンジのカクテルのグラスの縁に指を滑らせながら何気なく呟く。
「私って、男運ないんだなあ」
すると柚葵がすかさず反応した。
「もう気にするな。俺も女運サイアクだから」
「え? 何どうしたの? そういえば庶務の人と付き合ってるんだっけ?」
「さっき別れた」
「え? さっき?」
「そう。だから飲みにきたわけ」
私は柚葵の心情を思うと切なくなって、目頭が熱くなってきた。
「そっか。柚葵も失恋したのね」
「いや、ちょっと違うな。俺は別れられて嬉しかったし」
「え? 何それ」
柚葵のために切なくなった自分に腹が立つわ。
「そっか……不倫だもんね。そうなるよね。私、不倫未遂だったのね……」
「うーん、まあ、相手の既婚の事実を知らない場合は慰謝料請求の対象外だったっけ」
「それでも、奥さんを傷つけることになるんだよ。私がもし奥さんだったら信じていた人に裏切られたら発狂しちゃうよ」
「……そうだな」
私はオレンジのカクテルのグラスの縁に指を滑らせながら何気なく呟く。
「私って、男運ないんだなあ」
すると柚葵がすかさず反応した。
「もう気にするな。俺も女運サイアクだから」
「え? 何どうしたの? そういえば庶務の人と付き合ってるんだっけ?」
「さっき別れた」
「え? さっき?」
「そう。だから飲みにきたわけ」
私は柚葵の心情を思うと切なくなって、目頭が熱くなってきた。
「そっか。柚葵も失恋したのね」
「いや、ちょっと違うな。俺は別れられて嬉しかったし」
「え? 何それ」
柚葵のために切なくなった自分に腹が立つわ。