俺様同期の執着愛
「2次会行く人ー?」
食事を終えて建物を出たところで、誰かが声を上げた。
その声に反応して立ち止まる者人たちと、宿泊施設へ戻る人たちとで自然にグループは分かれた。
「綾、ちょっと」
柚葵が小さな声で呼びかけてくる。
「え? なに、柚葵。2次会行くの?」
「いや……お前に用事がある」
「え?」
私はそのまま柚葵に連れられて、ふたりで会場を抜け出すことになった。
向かった先は、意外にもラーメン屋だった。
「あんた、まだ食べる気?」
「一杯くらいいけるだろ」
「私はもうお腹いっぱいだよ」
「味噌ラーメンでいい?」
「人の話聞いてる?」
少し意地の張り合いをしながらも、テーブルに置かれたラーメンを前にすると、不思議なことに食欲はすんなり戻った。
「この旅行で確実に太るわ、私」
「気にするな。もう少し肉つけたほうが触り心地がいい」
「喧嘩売ってんの?」
「遠回しに痩せてるって言ってんだろ」
いや、わかってる。冗談だってわかってるんだけど、柚葵の言葉が本当に私の体だけを気にしているのだと思ったら、なんだか少し切ない気持ちになっただけ。
体だけじゃなくて私を見て!
なんて言ったら重いかなあ。重いよね。
「ラーメン美味しいね」
「ああ、美味い。なあ、もう一杯……」
「満腹です」
さすがにもうデザートも入りませんね。
食事を終えて建物を出たところで、誰かが声を上げた。
その声に反応して立ち止まる者人たちと、宿泊施設へ戻る人たちとで自然にグループは分かれた。
「綾、ちょっと」
柚葵が小さな声で呼びかけてくる。
「え? なに、柚葵。2次会行くの?」
「いや……お前に用事がある」
「え?」
私はそのまま柚葵に連れられて、ふたりで会場を抜け出すことになった。
向かった先は、意外にもラーメン屋だった。
「あんた、まだ食べる気?」
「一杯くらいいけるだろ」
「私はもうお腹いっぱいだよ」
「味噌ラーメンでいい?」
「人の話聞いてる?」
少し意地の張り合いをしながらも、テーブルに置かれたラーメンを前にすると、不思議なことに食欲はすんなり戻った。
「この旅行で確実に太るわ、私」
「気にするな。もう少し肉つけたほうが触り心地がいい」
「喧嘩売ってんの?」
「遠回しに痩せてるって言ってんだろ」
いや、わかってる。冗談だってわかってるんだけど、柚葵の言葉が本当に私の体だけを気にしているのだと思ったら、なんだか少し切ない気持ちになっただけ。
体だけじゃなくて私を見て!
なんて言ったら重いかなあ。重いよね。
「ラーメン美味しいね」
「ああ、美味い。なあ、もう一杯……」
「満腹です」
さすがにもうデザートも入りませんね。