俺様同期の執着愛
【綾芽のターン】
旅行2日目。
観光バスの中ではほとんどの人が寝ている。
きっと明け方まで遊び歩いていた人たちもいるんだろうなあと思う。
バスガイドさんの声が子守歌のように心地いい。
きっと柚葵も寝ているんだろうなって背後を振り返ってみた。
起きてる――!
周囲が爆睡する中、柚葵はひとりパンフレットを眺めていた。
彼は私の視線に気づいて顔を上げる。
すぐに視線をそらすかなと思ったのに、なぜかじーっと見つめられてしまった。無言でお互いに視線を交わす、おかしな図が出来上がっている。
私が耐えられなくなって、体ごと前へ向き直った。
なんか、最近の柚葵、変じゃない?
いつも見られている気がしていたけど、ほんとに見られているわ。
気にしない、気にしない。
せっかくの旅行だから楽しまなくちゃ。
「ねえ、お昼海鮮丼だって」
「楽しみだねー」
となりの同期女子とおしゃべりしているあいだも、ひしひしと視線を感じてしまった。
昨日、私は何か柚葵に変なこと言ったかな?
旅行2日目。
観光バスの中ではほとんどの人が寝ている。
きっと明け方まで遊び歩いていた人たちもいるんだろうなあと思う。
バスガイドさんの声が子守歌のように心地いい。
きっと柚葵も寝ているんだろうなって背後を振り返ってみた。
起きてる――!
周囲が爆睡する中、柚葵はひとりパンフレットを眺めていた。
彼は私の視線に気づいて顔を上げる。
すぐに視線をそらすかなと思ったのに、なぜかじーっと見つめられてしまった。無言でお互いに視線を交わす、おかしな図が出来上がっている。
私が耐えられなくなって、体ごと前へ向き直った。
なんか、最近の柚葵、変じゃない?
いつも見られている気がしていたけど、ほんとに見られているわ。
気にしない、気にしない。
せっかくの旅行だから楽しまなくちゃ。
「ねえ、お昼海鮮丼だって」
「楽しみだねー」
となりの同期女子とおしゃべりしているあいだも、ひしひしと視線を感じてしまった。
昨日、私は何か柚葵に変なこと言ったかな?