俺様同期の執着愛
 彼が私をベッドに下ろしたあと、足下にある一冊のノートに足を引っかけた。

「なんでこんなとこに……?」

 柚葵は怪訝な表情でノートを拾って棚に差し込もうとした。

「ごめんね、それ、見ちゃった」
「は?」

 柚葵は頬を赤らめて、私から目をそらし、頭をくしゃくしゃとかいた。

「でも、嬉しかったよ。こんなに本気で考えてくれていたなんて」
「そ、そか……計画は、大事だしな」
「そうだね。もう一回見せて」
「見なくていい」

 柚葵はベッドに膝を乗せてゆっくり近づいた。
 私はじっと彼を見つめて、頭の中ではノートに書かれたことを思い浮かべていた。
 そう、柚葵が書き記していた計画とやらだ。


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